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スーダンで戦闘拡大、支援活動の後退の懸念:国連WFP

ポートスーダン‐スーダンの首都ハルツームの南部と東部で戦闘が拡大する中、国連世界食糧計画(国連WFP)はジャジーラ州の一部で食料支援を一時中断せざるを得なくなりました。国連WFPは、ハルツームでの戦闘から逃れてきた多くの人を含め、80万人以上に定期的に支援を届けてきましたが、この支援の一時停止はスーダンの穀倉地帯における人道支援にとって大きな後退を意味します。

「私たちは既にハルツームにあった家を失い、目の前で自分たちの生活が崩壊していくのを目にしました。そして今、私たちに残っていたわずかなものを残して、またもや避難を余儀なくされています。何十万人もの人が行き場を失い、徒歩で逃げています。すでに首都ハルツームで恐怖のどん底を味わい、今はワドメダニで逃げ場を失っている人びとのことを、私たちはとても心配しています」と国連WFPのジャジーラ州緊急調整官、カリム・アブデルモネムは語りました。

「避難場所だった場所が、すでに多くの市民が犠牲となっている戦争の戦場と化しています。戦闘の激化により、国連WFPは、人びとが最も支援を必要としているこの時期に、ジャジーラ州の一部で食料の提供を停止せざるを得なくなりました」国連WFPスーダン国事務所エディ・ロウ代表は話しました。

15日(金)に武力衝突が発生して以来、数日間で約30万人がジャジーラ州から避難しています。戦闘が続いており、家を追われる人が日に日に増加していることから、人道支援機関が支援を安全に提供することは非常に困難になっています。

「私たちはスーダンの人びとが最も必要としている時に支援を提供することにコミットしていますが、私たちの職員やパートナー機関のスタッフの安全は保障されなければなりません。私たちのチームは24時間体制で、まだ支援が可能な場所では食料を届けており、安全が確認されれば他の地域でも支援を再開します」とロウ代表は述べました。

「人道支援従事者、支援物資、施設の安全は最も重要であり、どのような状況であっても確保されなりません。私たちは、支援を切実に必要としている罪のない一般市民の人びとのために、すべての当事者が国際人道法の義務を遵守するよう強く求めます」とロウ代表は付け加えました。

最近発表された食料安全保障に関するIPC報告書では、飢餓がすでに記録的なレベルになっていることが明らかになっており、もし紛争がスーダンの穀倉地帯にまで及べば、今後数カ月間の農業生産と食料入手可能性に非常に深刻な影響を及ぼすと見られています。アフリカ開発銀行からの支援を受けてジャジーラ州で小麦の生産を強化するという計画も危うくなる可能性があります。

スーダンでは現在収穫期にあたり、通常食料が豊富に手に入る時期であるにも関わらず、1,800万人近くが深刻な食料不足に陥っています。初期の評価では、紛争の影響で、肥料、種子、燃料の価格が高騰し、作付け期の農作業を妨げたことで、収穫量が打撃を受けています。  

「スーダンの穀倉地帯は戦闘ではなく、農業のために残さなければなりません。そうでなければ、2024年5月から始まるリーン・シーズン(農閑期)に、さらに壊滅的な食料危機が起こる可能性があります」とロウ代表は警告しました。

注釈:編集者の方へ

スーダンで生産される小麦の半分はジャジーラ州で生産されており、年間平均35万トンの小麦が収穫されています。これは600万人分に相当します。またジャジーラ州には、100万ヘクタールにも及ぶ世界最大級の重力式灌漑スキームがあり、数百万人の地元住民の収入源と生活の糧を提供しています。高い農業生産力と、スーダンの首都ハルツームへの重要な供給ルート沿いに位置するという地理的条件により、ジャジーラ州はスーダンの食料システムにとって極めて重要です。

 

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