ストーリー | 30 12 月 2021
3月にシリア危機から10年を迎える前夜、WFP国連世界食糧計画(国連WFP)のデータから、すでに高いレベルにあった食料不安が劇的に高まっていることが明らかになりました。わずか1年の間にさらに450万人のシリア人が食料不安に陥り、その総数はなんと1,240万人となり、過去最高の数字となりました。
10年にわたる紛争の後、シリアの大多数の家族にとって、生活はかつてないほど厳しいものとなっていました。2021年、680万人が国内避難民で、長年の悲劇、不確実性、想像を絶する喪失の末、生活を再建するために苦闘することになりました。
平和を願っていた時に、多くの家族が貯蓄を使い果たし、経済危機に対処できないでいます。1年を通して、パン、レンズ豆、米などの基本的な食料品は、かつてないほど高価になりました。