マダガスカル :国連WFPはサイクロン「バチライ」の被害に対し、緊急支援を実施
サイクロン「バチライ」がマダガスカル東部に破壊をもたらした数時間後、国連WFPは現地で緊急支援を行いました。
国連WFPの現地スタッフの報告によると、海岸沿いの町マナンジャリー(Mananjary)は完全に破壊されてしまいました。家屋は強風で流され、空路でしかアクセスできない状態です。南へ約100キロ離れたマナカラは、陸路ではアクセスできません。
被害状況の調査は現在も継続中で、死傷者は確認されていません。現在、6万人が被災し、15万人が家を失う可能性があると推定されていますが、河川や運河の水位が上昇し続けているため、被害はさらに増加する可能性があります。
「洪水と悪天候は、家屋や財産を破壊しただけでなく、何よりも被災した家族の生計と収入源を破壊しました」と、国連WFPマダガスカル国事務所のパスクワリナ・ディ・シリオ代表は述べています。「現在、完全な困窮状態にある被災家族は、状況が正常に戻るまで緊急の支援がなければ、生活環境が悪化してしまうでしょう」
サイクロンですべてを失った人びとを支援するため、国連WFPは政府と連携し、4,000人の避難民に温かい食事の配布を開始しました。国連WFPはサイクロンに先立ち、50トンの食料を事前に配備していました。10日間で1万人(2,000世帯)を迅速に支援できるよう、それぞれ半量ずつを東・南東部沿岸の主要都市であるマナカラとタマタブに配備しました。
サイクロンですべてを失った人びとを支援するため、国連WFPは政府と連携し、4,000人の避難民に温かい食事の配布を開始しました。国連WFPはサイクロンに先立ち、50トンの食料を事前に配備していました。10日間で1万人(2,000世帯)を迅速に支援できるよう、それぞれ半量ずつを東・南東部沿岸の主要都市であるマナカラとタマタブに配備しました。
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