ニュースリリース | 15 2 月 2007 WFP、モザンビーク大洪水でヘリコプターによる食糧配給開始(和文要約、本文は英文) カイア(モザンビーク)発−モザンビーク中部では、ここ数年来最大の洪水が発生し、推定8万5千人が避難を余儀なくされているが、WFPはヘリコプターでの救助活動と食糧配給を開始した。14日、WFPはヘリコプターを使って2.5トンの食糧を避難所に届けた。また、洪水で身動きがとれなくなった120人を救助するためココリコ島に飛んだ。 モザンビークの国立災害対策機関は昨日、事態には対応できていると発表した。しかし、雨季はまだ一ヶ月残っている上、ザンビアやマラウイでは大雨が続いているため、この先状況が悪化する可能性がある。同機関によれば、現在8万5千人が避難しており、うち2万9千人が避難所にいる。 同機関は、最悪の場合、以後数ヶ月にわたり28万5千人が食糧やその他の支援を必要とすると推測している。モザンビークでは洪水で4万ヘクタール分の作物が被害を受けた。
ストーリー | 08 1 月 2024 命を救う米:国連WFPのプロジェクトが洪水に見舞われた南スーダンの人びとの食と生活を変える 南スーダン北部のハルブル村、正午、何時間もかけて稲刈りをした後、農家のニャンデン・ヌーン・アガニーさんは厳しい乾期の暑さの中を歩き続け、家に戻る時にはへとへとに疲れています。 ヌーンさんの6人の子どもたちは、木製の柱と藁葺き屋根、パピルスの壁というシンプルな構造の家のポーチの下で灼熱の太陽から身を隠し、母親の帰宅を心待ちにしています。 「少し前まで、生活は本当に大変でした」と、36歳の母親は籾米の入った袋を頭から降ろしながら振り返ります。「人の家の庭を借りて耕し、できる限りのお金や食料を稼ぐことで生き延びてきました」 しかし、彼女にとって意外な贈り物となったのは、まさに彼女が今子どもたちのために籾摺りをしている米からもたらされました。
ニュースリリース | 14 12 月 2021 2021年、1500万人のアフガニスタン人が国連WFPの食料支援を受け取る:経済崩壊に伴い、大規模な引き上げが必要 また、国連WFPは、冬の大雪でコミュニティが支援から遮断される可能性のあるアフガニスタンの北東部と中央高地全域の戦略的な場所に食料を事前配置することができました。これにより、国連WFPは、通常であれば支援が断たれる地域にライフラインを提供することができるようになります。 「アフガニスタンは飢餓の雪崩に直面しています ― 私が20年以上国連WFPで働いてきた中で、このような事態は一度も経験したことがありません」と、国連WFPアフガニスタン事務所のメアリー・エレン・マクグロアーティ代表は述べています。 「しかし、この危機が大惨事になるのを食い止めるために、私たちは非常に大きな支援を必要としています。2300万人のアフガニスタン人を支援するために、2022年には毎月2億2000万米ドルが緊急に必要です」と警告しています。
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ストーリー | 31 12 月 2021 2021年: あなたが見逃したかもしれない国連WFPからのストーリー 2021年、WFP国連世界食糧計画(国連WFP)は、飢餓の唯一最大の要因である紛争、気候危機、新型コロナウィルスの経済的影響、コスト上昇に対応するため、1億4000万人を対象とする国連WFP史上最大の活動を実施しました。 11月には、43カ国で4,500万人が飢きんの瀬戸際に立たされており、わずかな衝撃でも飢きんに追い込まれる可能性があると発表しました。世界では、8億1,100万人が慢性的な飢餓状態にあり、2億8,300万人が深刻な食料不足に陥っています。 2022年にこの問題に対処するためには、ドナーからの継続的な寛大さが不可欠です。 以下では、世界各地のストーリーテリングのハイライトをご紹介します。 1.
ニュースリリース | 18 2 月 2022 国連WFP事務局長、地球全体に広がる飢餓の火山帯での飢え、大規模な移動、不安定化を警告 「サヘル地域から南スーダン、イエメン、アフガニスタン、そしてハイチや中央アメリカまで、地球を一周する飢餓の火山帯がある」と、ビーズリー氏はドイツで開催されたミュンヘン安全保障会議で述べました。「今後9ヶ月の間にこの状況に対処しなければ、飢きんが起こり、国が不安定になり、大量の移民が発生するでしょう。もし我々が何もしなければ、非常に大きな代償を払うことになります。」 43カ国で4500万人が飢きんの瀬戸際にいます。世界全体の人道支援ニーズは明らかに上昇傾向で、かつてないほど高まっています。世界のあらゆる地域で、何百万人もの人びとが、食料不足、高騰する食料価格、景気の悪化、作物の不作、激しい紛争といった状況に直面するとみられています。 世界的な飢餓の割合と人道的ニーズがかつてないほどに高まる中、対応に必要な資金は横ばいになっています。
ニュースリリース | 13 4 月 2022 急増するコスト、紛争の激化、気候災害の増加により、アフリカ東部の数百万人の難民の未来が絶望的に 最も脆弱な家庭へ食料配給を優先して、資金を有効活用する努力がなされていますが、支援を必要とする難民の数が増加し、ニーズに対する資金不足が拡大しています。過去10年でアフリカ東部の難民の数は3倍近く増え、2012年の182万人から現在では500万人に達しています。去年だけでも30万人が新たに難民となりました。 難民が増加する一方で資金は不足しており、国連WFPは誰が食料支援を受け、誰が受けられなくなるかという難しい決断を迫られています。現在、支援を必要とする難民の70%以上が、資金不足のために全量の配給を受けられていません。
ストーリー | 06 3 月 2023 トルコ・シリア地震から1カ月:被災者支援に全力を尽くす国連WFPの現地スタッフ 2月6日の早朝、ハカン・ソイダシュは妻の悲鳴で目を覚ましました。トルコ南部の都市ハタイにある彼らのアパートが揺れていたのです。 「自分の家が崩壊し、柱が倒れるのを目の前で見ました」と国連世界食糧計画(国連WFP)の運転手として働くソイダシュは言いました。 彼は急いで隣の部屋から、85歳の義母を助け出しました。バール(鉄でできた工具)でドアを壊し、10代の娘と一緒に一家は建物から逃げました。 マグニチュード7.8の巨大地震が発生していました。生きて逃げられたのは幸運でした。 2月に発生したトルコ・シリア地震では、少なくとも5万3,000人が死亡し、数万人が病院に運ばれました。何百万人もの人びとが家を失い、その多くがテントや友人、親戚のもとで厳しい寒さをしのいでいます。都市は瓦礫と化し、道路は揺れの影響で崩壊しました。
ストーリー | 16 6 月 2023 難民に力を:チャドからエルサルバドルまで、国連WFPがクリーンな調理器を提供 ナディファ・イブラヒムさんは、彼女の小さな泥の家で、最近支援された、ずんぐりとしたガスボンベとバーナーを誇らしげに披露します。これを使って彼女は地元産の濃いお茶を淹れポットに注ぎます。 スーダンのダルフール地方出身で、現在はチャド東部の難民キャンプに住むナディファさんは言います。「効率的だし、とても役に立ちます。それに薪を探しに行くときに殴られることもありません。」 「この違いは大きいですよ」と彼女は家族8人分の食事を作りながら付け加えました。「ガスからは灰が出ないし、薪も必要ありません」。
ストーリー | 18 8 月 2023 世界人道デー:「国連WFPの学校給食が多くの少女を強制結婚から救う」 国連WFPウガンダ事務所のジョイス・ナモエ は、1999年に国連WFPに参画しました。 ジョイスは、学校給食を親への動機付けとして利用し、女の子を学校に通わせることに情熱を注いでいます。 「私たちは、多くの少女を低年齢結婚や強制結婚から救っています」とジョイスは語っています。「とにかく学校に駆け込んでほしいのです。学校の門に入りさえすれば、救われるのですから。」 ジョイスがそう語るのも当然です。彼女自身、19歳のときに、親が選んだ男性との結婚から逃れるために家出をし、ケニアまではるばる逃亡するという大きな決断をしたからです。 国境を越える危険な旅を経て、ジョイスは女子修道院で見習い修道女に英語と数学を教える仕事を得て自立しました。しかし、彼女は常に、故郷に戻る必要性を感じていました。