ニュースリリース | 26 10 月 2015
国連憲章の冒頭にある、「われら連合国の人民は」という文言は、世界の平和と安定、繁栄に対して、国際社会が集団的な責任を担っているということを示している、とカズン事務局長は述べています。「一人ひとりの個人や、一機関、一国の政府、一企業の努力で目標を達成することは難しいです。けれど、共に立ち上がり、声を合わせ、力を合わせれば、開発を成し遂げ、あらゆる形で栄養不良に終止符を打ち、2030年までに飢餓ゼロ(飢餓のない世界)を達成することは可能です」とカズン事務局長は続けます。「2030年までの開発目標【持続可能な開発目標】では、これまで最も開発から遠いところに取り残された人々を優先することを呼びかけています。飢餓という重荷を背負わされがちな農村女性、戦争や紛争に巻き込まれた子ども達、避難生活を強いられている人々、先住民族、隔離された地域コミュニティに対して、特別な配慮が必要だと示しているのです。