ストーリー | 27 3 月 2017
この近年、エル・ニーニョ現象による干ばつにより深刻な食糧不安が続くエチオピア。不作や家畜の大量死により、人々の生活そして命が脅かされています。そしてここでも国連WFPを通じた日本の支援によって助けられている人々がいます。そんな日本からの「贈り物」で支えられている1人、エチオピア南部の小さな村で暮らすシェイク・アハマド・ロバさんをご紹介します。
「もしこの村に食糧支援が届かなければ、私はただ死を待つだけでした」国連WFPの配給所で、食糧袋を抱えながらそう語るのは、エチオピア南部オロミア州ホイツ・バスマ村のロバさんです。この村の長寿、(自称)136歳のロバさんは、長距離を歩いて食糧配給所にやってきました。
1984~85年のエチオピア大飢饉にも襲われたロバさんの住む山間の村は、過去数年にわたり深刻な干ばつに悩まされ、不作による食糧難が深刻化しています。