ストーリー | 18 3 月 2024
紛争、気候変動、経済不安が相なり、世界で4230万人が飢きんの瀬戸際にいます。スーダンは世界最大の人道危機となり、ガザ、チャド、南スーダンやハイチも飢餓のホットスポットです。
しかし、飢きんとはどのように定義されるのか、また人々がそのような壊滅的な飢餓のレベルに達するまでには、どのような段階があるのでしょうか。
飢餓の”リヒタースケール”と呼ばれる食料不安を計測する世界標準は、「総合的食料安全保障レベル分類(IPC)」です。ここでは、IPCが定義するさまざまな飢餓の段階について詳しく見ていきましょう。
1) 食料が十分にある状態(IPCフェーズ1)
深刻な食料不安がない、あるいは最小限の状況、では、人々は食料や収入を得るために必要不可欠な食料や食料以外のニーズを満たすことができます。