ニュースリリース | 15 3 月 2018
安全な場所を求め、シリアの人口の3分の1以上の人々が国内で必死の避難を続けています。転々と国内避難を繰り返すことで、人々の飢えが深刻化しています。シリアでは今、650万人が食料を得ることが難しい状況にあり、さらに加えて400万人(去年に比べ2倍)が今後食料不安に陥るリスクにさらされています。国連WFPシリア事務所のジェイコブ・カーン所長は「この危機に対する打開策を見出せずに日々やり過ごすということは、またもう一日シリアの人々を失望させるということです。第一に優先させることは、この紛争を終わらせることです。歴史への責任は私たちが負うことになります」と述べています。かすかな希望の兆しや人々の力強さを伝えるストーリーが多くあるものの、ダマスカス近郊の東グータや、南部のダルアー、北部のイドリブとアフリンといった複数の前線では戦闘が激しさを増しています。