ニュースリリース | 05 3 月 2020
今回の訪問は、シリア北西部における情勢不安の高まりの中で行われました。紛争が10年目に入る今、シリアの人々の3分の1が食料不安に陥り、3人に1人の子どもが学校に通えず、医療施設の半分以上が機能していません。
「シリア全土の子どもたちは無慈悲な戦争に耐えています。暴力が終わった後も、おそらく長い間苦しみを抱え続けることになるでしょう」とユニセフのフォア事務局長は述べました。「過去9年間、学校や病院が爆撃され、家族が離ればなれになり、幼い命が失われました。前線から遠く離れた地域でも、家族は子どもたちを養い、生活を立て直すのに苦労しています。このシリアにおける失敗の責任を負っている人々に歴史は厳しい審判を下すでしょう」
9年間の戦争により、シリアの経済はほぼ崩壊し、何百万人もの人々が飢えと食料不安に追い込まれています。