ニュースリリース | 28 8 月 2008
アフリカの北東部に位置する「アフリカの角」と呼ばれる一帯では、干ばつと食糧・原油高の影響があいまって、 大規模な飢餓が発生しています。現在の段階ではエチオピア・ソマリア・ウガンダ・ケニア・ジブチの5カ国で 計1450万人が食糧支援を必要としていますが、9月から10月にかけての雨季に雨が降らなければ、 さらに支援を必要とする人の数が増える恐れがあります。 (以下、国ごとの概要) エチオピア 人々は食事の回数を減らしたり、家畜を売ったり、子どもを退学させて働かせたりして何とか 苦境を切り抜けようとしています。現在は700万人以上が支援を必要としていますが、WFPは資金難のため 最近、配給する食糧の量を3分の1に減らすことを余儀なくされました。 ソマリア 干ばつ、紛争、インフレ、食糧・原油価格の高騰が重なり、状況は悪化の一途をたどっています。