ニュースリリース | 15 6 月 2012
公式協議では、持続可能な開発を達成し、人々を貧困から救い出すには、どのようにグリーン経済を構築すればよいのか、および、持続可能な開発に向けた国際的な枠組みをどう改善すべきか、という2つがメインテーマとなります。分野別に対話が行われますが、「食糧と栄養」も大きな課題の一つとなっています。
現在、地球の土壌、淡水、海洋、森林、そして生物多様性は急速に劣化しています。気候変動は私たちが依存する資源への圧力を強めており、干ばつや洪水など、災害に関連するリスクが高まっています。また、気候変動などの影響により世界各地で不作が続き、食糧危機も深刻化しています。飢餓に苦しむ人々は現時点で9億2,500万人に上るほか、2050年までにさらに20億人の人口増が見込まれています。これらの人々に食料を供給するためには、グローバルな食料・農業のシステムを根本的に変える必要があります。