ストーリー | 22 11 月 2023 爆撃と飢餓がガザを襲う中、国連WFPとパートナーは支援を強化 国連WFPパレスチナ事務所のサーメル・アブドルジャーベル代表は、エルサレムにある事務所の廊下を行き来しています。携帯電話を握りしめ、冷静な声で、アブドルジャーベル代表は1万1000人以上が死亡し、大量の避難民、広範な食料不足、そして飢餓のリスクさえ引き起こしている、6週間に及ぶ戦争が続くガザ地区への人道的アクセスを交渉しています。 この紛争は、想像を絶する人道的大惨事を引き起こしました。 絶え間ない砲撃と深刻な燃料とガス不足は、ガザ地区の生命線を遮断させ、あらゆる人道支援活動を妨げています。危機が始まって以来、国連WFPが提供できる食料支援のわずか10%しか届いていません。 「困難な状況にありますが、すべての人に手を差し伸べなければなりません。
リスト 動画 A list of the latest videos by the UN World Food Programme (WFP), filtered by topic, country, video type and year.
ニュースリリース | 23 6 月 2022 国連WFPは地震の被害を受けたアフガニスタン東部へ食料と物流装備を緊急に配備 国連WFPは人道支援パートナーとともに地震の被害と現地の家庭のニーズを評価しています。パクティカ州のガヤン地区とバルマル地区、ホースト州のスペラ地区などが最も被害の大きかった地域です。バルマルでは7割以上の家屋が全壊しました。少なくとも1000人が死亡し、2000人が負傷したと伝えられています。しかし、救助活動は強い雨や風などによって妨げられています。 「アフガニスタンの人びとは、何十年にもわたる戦争、深刻な干ばつ、経済停滞によって、すでにかつてないほどの危機に見舞われていました。地震はすでに日々、巨大な人道的ニーズのある人びとにさらに追い打ちをかけるでしょう。その中には、アフガニスタン全土で深刻な飢餓に苦しみ、支援を必要としている1900万人近い人びとが含まれます。
ニュースリリース | 13 10 月 2022 世界食料デーを前に、国連WFPは記録的な飢餓を回避するよう行動を要請 世界的な食料危機は、気候危機、紛争、経済的負荷が重なりあって引き起こされており、2022年のわずか数ヶ月で、世界の飢餓人口(急性食料不安)は、2億8200万人から3億4500万人へと増加しました。国連WFPは今年の支援対象者を拡大し、過去最高の1億5300万人への支援を目指しています。今年半ばまでに1億1120万人へ支援を届けました。 「かつてないほどの世界的な食料危機に直面しており、あらゆる兆候がまだ最悪の事態はこれから訪れる可能性を示しています。過去3年で飢餓人口が何度も記録的な数値を更新してきました。この危機の根本原因を解決するための大規模で協調的な取り組みが取られなければ、事態は更に悪化するでしょう。また記録的な飢餓の年にするわけにはいきません」国連WFPのデイビッド・ビーズリー事務局長は述べました。
ニュースリリース | 08 11 月 2021 国連WFP、深刻な飢餓が急増し大惨事が迫っていると警告 「何千万人もの人びとが絶望の淵にあります。紛争、気候変動、新型コロナウィルスの影響で、深刻な飢餓に陥っている人の数は増加しており、最新のデータでは4,500万人以上が餓死寸前の状態にあります。」と、アフガニスタンでの視察を終えた国連WFPのデイビッド・ビーズリー事務局長は述べました。国連WFPはアフガニスタンで約2,300万人を支えるために支援を拡大しています。 「燃料費の上昇、食料価格の高騰のほか肥料の価格も上がっています。これらすべてが、現在アフガニスタンで広がっているような新たな危機や、イエメンやシリアのような長期的な緊急事態につながっています」と付け加えました。 国連WFPとその人道的パートナーは、飢餓に直面している何百万人もの人びとを支援するための活動を強化しています。
リスト 出版物 A list of the latest publications by the UN World Food Programme (WFP), filtered by topic, country, source, publication type and year.
リスト ストーリーズ A list of the latest stories written by staff of the UN World Food Programme (WFP), filtered by topic, country and year.
ニュースリリース | 04 3 月 2022 国連WFPはウクライナへの食料支援を拡大、紛争による影響を警告 「世界は今年、すでにかつてないほどの飢餓に直面している中、長い間欧州の穀倉地帯であった場所で飢餓の兆候が出てきているのは悲劇的です」とポーランドとウクライナの国境付近に国連WFPが設置した活動拠点への視察で、デイビッド・ビーズリー事務局長は述べました。「ウクライナでの銃弾や爆撃は世界の飢餓の危機をかつて見たことのない段階へと押し上げるでしょう。」 首都キエフや北東部の都市ハリコフでは深刻な食料と水不足が報告されています。国連WFPのチームはウクライナの近隣諸国で活動や拠点を設置、ウクライナ国内と周辺諸国へ逃れてきた難民への食料支援を行います。 食料のライフラインをキエフとその他紛争のホットスポットに確立することが緊急的に優先されます。
ストーリー | 11 6 月 2021 コロナと闘う国連WFP日本人職員 2020年3月、ここバングラデシュ南東部のコックスバザールでも、新型コロナウイルスの感染が広がり始め、3月末には難民キャンプにおける救命・医療活動以外の全ての支援活動を停止するよう、バングラデシュ政府から通達がありました。 多くの団体がキャンプへの出入りを禁止されるなか、国連WFPの食料支援活動は救命活動のひとつであると認定され、制限を受けながらも、なんとか支援を継続することができました。 国連WFPでは、難民に対し月に1回、11米ドル分の「電子バウチャー」を配布しています。 電子バウチャーというのは電子食料引換券のことで、それを用いてキャンプに暮らす難民が必要な食料などを購入できる「電子バウチャーショップ」を開設しています。
ストーリー | 16 2 月 2024 【日本人職員に聞く】厳しい気候、地震、女性の権利制限・・苦しみ重なるアフガニスタン。支援は女性たちの命綱 厳しい気候、多発する災害の中で、苦しい生活を余儀なくされているアフガニスタンの人びと。2021年のタリバンによる政権掌握以来、女性や少女の権利の制限も深刻化しています。この地に国連WFPの財務官として赴任している日本人職員の山脇晃明さんは「国連WFPの支援は、特に弱い立場にある女性たちの命綱です」と話しました。 タリバンによる政権掌握直後に赴任 金融インフラの混乱の中で支援 山脇さんがアフガニスタンに着任したのは、タリバンによる政権掌握直後の2021年9月。当時は国際社会による制裁に伴い現地の金融インフラが機能不全に陥り、国連WFPの国際スタッフも国外への一時退避を余儀なくされるなど、国全体が混乱していました。 山脇さんの主な仕事は、支援食料の買い付けや現地スタッフの給与などに必要なお金を管理し、相手に支払うといったお金のやり取りが中心です。