緊急支援
南スーダンの現状
南スーダンでは、前例のない洪水危機が国土の大部分を飲み込む一方で、他の地域では壊滅的な干ばつに見舞われています。
人口の3分の2にあたる国民の770万人が急性食料不安に直面しており、同国の飢餓の状況は内戦時の数値を上回り、史上最も深刻化しています。
4年連続の記録的な洪水によって、多くの人びとは避難を余儀なくされ、生計手段は破壊され、耕地の喪失につながり、飢餓の増大を招いています。こうした同時多発的な気候ショックの影響は、食料・燃料価格の高騰や進行中の紛争によってさらに悪化しています。
国連WFPの活動は人びとの命を救う緊急支援が主軸となりますが、紛争や気候変動の影響を受けた地域社会と協力し、飢餓を減らすための長期的な解決策にも取り組んでいます。