ストーリー | 04 6 月 2020
「ついに和平の可能性が見えたと思ったら、今度はトビバッタの襲来ですよ。2020年は苦しい年になりますね。」と国連WFP南スーダン事務所代表のマシュー・ホリングワースは言います。
広範囲に及ぶサバクトビバッタの襲来は、この国の作物栽培や食料供給、生活に影響を及ぼしています。
「この国の人口の55%は食料不足に陥っています。これほど多くの人口が食料危機に瀕している国は他にありません。」とホリングワースは続けます。
これらの大群はアラビア半島付近で発生し、昨年の6月に「アフリカの角」に到達しました。その前年の10月から3カ月間続いた雨季により湿度が上昇し、トビバッタの繁殖を促しました。
昨年の12月上旬に東アフリカを襲ったサイクロン「パワーン」により洪水が発生したことも更なる繁殖増加に繋がりました。