ストーリー | 29 1 月 2018
「魚を食べることは、私たちの文化の一部です。国連WFPからの現金による支援で、私たちはイエメンで紛争が始まる前に持っていたアイデンティティを再び見いだした思いです」。ジブチへ避難しているイエメン難民のファティアは話しました。
2015年6月、ファティアと夫のアド、6人の子どもたちは、イエメンの海岸沿いの町、ドゥバブから、安全を求めて着の身着のままで紅海を挟んだ隣国であるジブチのオボックへたどり着きました。
「イエメンでの快適な生活に慣れていたため、最初のうち、キャンプでの状況は厳しいものでした。夫の給料のおかげで、私は家族にきちんとした食事を作り、3人の子どもを学校に通わせることができました」とファティアは振り返ります。
2年半の紛争と破壊によって、イエメンは飢きんの瀬戸際に追いやられ、世界最大の飢餓の危機に陥っています。