ストーリー | 20 11 月 2019
~国連WFPの学校給食支援と子どもたちの明るい未来~
2011年にイエメンで起こった政情不安は、2014年9月の武力衝突を招き、2015年3月には本格的な内戦を引き起こしました。結果、およそ300万人が住む家を失うことになりました。2017年11月に首都サナアで起こった紛争によって情勢はさらに悪化し、紅海の港が一時封鎖され、食料と燃料の不足および価格の高騰を招きました。この紛争はイエメンの人々の命を奪っただけでなく、衛生・教育および安全な社会などの基本的なサービスの提供を妨げ、2015年以降のイエメンにおける経済成長と収益の損失は、290億米ドルにも達すると推定されています。
紛争によって、約45%の世帯が主な収入源を失いました。長年にわたる紛争は、広範な貧困などの既存の問題と相まって、多くのイエメン人を前例のないレベルの食料不足、栄養不良、病気などに至らしめています。