ストーリー | 23 9 月 2021
タヒル・イクバルさんは、ワタン・アタ・チャキ社という小さな製粉所のオーナーで、地元のコミュニティのために小麦粉を生産しています。
マスク姿のタヒルさんは、イスラマバード郊外にある地下の作業場でうれしそうに微笑んでいます。ビタミンやミネラルを添加した栄養強化小麦粉を販売し始めてから、売り上げが大幅に伸びたからです。
タヒルさんは、この栄養強化小麦粉のおかげでビジネスが活性化し、同時にお客さんに栄養価の高い食品を提供できるようになったと誇らしげに語っています。
「今年初めに国連WFPのチャキ(現地語で小規模製粉所の意)プロジェクトに参加するまでは、小麦粉にビタミンやミネラルを加えることの大きな価値を知りませんでした」とタヒルさんは話します。
このプロジェクトは、全国栄養強化同盟と食料省の協力を得て実施されました。