ニュースリリース | 24 2 月 2016
ヨルダン北部のキング・アブドゥラ公園難民キャンプで暮らすシリア難民の人々は、従来は国連WFPが電子マネーをチャージしたプリペイド式の食糧引換カードを使い、食品を購入していました。この度の虹彩認証支払システムの導入により、人々はスーパーで買い物をする際に、虹彩認証カメラを見て読みとらせるだけで、食料品の支払いができるようになりました。国連WFPヨルダン事務所長のマジード・ヤヒアは、「食糧そのものを配っていたシリア紛争勃発当初の数ヶ月間と比べると、食糧支援における飛躍的な進歩と言えます。この技術のおかげで、食糧支援がより効率的で透明性の高いものになります。また、難民生活を送る人々にとっては、買い物がより簡単に安全にできるようになります。ヨルダンが中東地域における最新技術の発信地に発展するためにも、この地で革新的な技術が導入されることは、一層意義深いことです。」と述べました。