ニュースリリース | 12 7 月 2023 飢餓人口2019年と比較して1億2200万人増加 複数の危機が要因で =国連報告書 飢餓に直面している人口は2019年に6億1,300万人であったのに対し、現在は約7億3,500万人に増加していると最新の調査が明らかにしました。 ローマ/ニューヨーク/ジュネーブ – 国連の5つの専門機関が共同で本日公開した、最新の「世界の食料安全保障と栄養の現状(SOFI)」報告書によると、新型コロナウイルス流行や度重なる気候危機、ウクライナでの戦争を含む各地での紛争の影響で、世界で飢餓に直面している人口は、2019年以降、約1億2200万人増加しました。 もしこの傾向が続けば、2030年までに持続可能な開発目標「飢餓をゼロに」は達成できないだろうと、国連食糧農業機関(FAO)、国際農業開発基金(IFAD)、国連児童基金(UNICEF)、世界保健機関(WHO)、世界食糧計画(WFP)は警告しています。
ストーリー | 21 6 月 2022 国連WFP はG7 に対して飢餓の拡大を防ぐため即時の行動を要請 世界は今、かつてない規模の世界的な飢餓の危機に直面しています。重大な岐路に立っているのです。45カ国で最大5,000万人が飢きんに瀕しています。 国連WFPが緊急のニーズに大規模な対応をするとともに、長期の強靭性を構築するプログラムの支援に乗り出さなければ、何百万もの人びとが壊滅的な飢餓に陥ります。 2022年に1億5,200万人の命を救い、強靭性を高めるために222億米ドルを必要としています。これは国連WFP史上最も野心的な計画です。G7参加国は、飢餓を悪化させる紛争の終結に立ち向かう重要なパートナーです。 来週(6月26-28日)ドイツは、シュロス・エルマウにおいて、G7(カナダ、フランス、イタリア、日本、米国、英国)の首脳を迎えます。国連WFPの発信するメッセージは一つです。今すぐ行動しなければ、飢餓がこれまでにないほど拡大するということです。
ニュースリリース | 05 9 月 2022 国連WFP、飢きんを防ぐためソマリアで過去最大の支援 ソマリアが壊滅的な干ばつに直面し、さらに、5季連続の乾燥が見込まれる中、資金を確保し、人道支援が拡大されなければ、10月から12月にかけてベイ州の複数の地区で飢きんが予測されています。 「これまでの経験から、飢きんが正式に宣言されるのを待っていては遅いということがわかっています。初めて飢きんのおそれが警告される前から、国連WFPは資金が許す限り、ソマリアでの命を救う支援を拡大してきました。4月からは、ソマリアで私たちの人道支援の対象者は倍以上となりました」国連WFPのマルゴット・ヴァン・デル・ヴェルデン緊急支援部門ディレクターは述べました。「しかし、干ばつの危機は深刻化し、飢きんが迫っています。世界は今、まだ大惨事を防ぐことができるうちに、行動を起こさなければなりません。
ストーリー | 30 6 月 2023 応募が途上国の子どもの学校給食に!「WFPチャリティー エッセイコンテスト2023」作品募集 認定NPO法人 国連WFP協会(神奈川県横浜市)は、「WFPチャリティー エッセイコンテスト2023」を7/1(土)~9/4(月)まで実施し、小学4年生から大人まで幅広い世代の方々から作品を募集します。1作品の応募ごとに、給食2人分(60円)が寄付協力企業より国連WFPに寄付され、学校給食支援に役立てられます。昨年は2万3,090通の応募があり、4万6,180人の子どもたちへ給食を届けることができました。 今年のテーマは「未来につなぐ、思い出ごはん」。悲しい時、前に進む力をくれたり、楽しい時、喜びを分け合ったりしたごはんの思い出。こうした経験を未来につなげるために、皆さんの食にまつわる伝えたい気持ちや心に残る話を募ります。
ニュースリリース | 22 11 月 2023 ガザ戦闘の人道的休止に関する国連WFPシンディ・マケイン事務局長の声明 国連WFPは、ガザ地区内への安全なアクセスが認められ次第、支援を拡大するために急速に動員しています。国連WFPのトラックはラファ検問所で待機しており、ガザ全土の避難所や家で暮らす住民への食料と、パン工場が営業を再開するための小麦粉を積んでいます。必要な物資をトラックで運搬するため、そして毎日何十万人もの人びとのライフラインであるパンが再び手に入れられるようにするために、私は燃料搬入に関する合意の実現も期待しています。 いったん実行されれば、この人道的休止についての合意はすべての当事者によって完全に守られる必要があります。人道支援者は安全かつ妨害されることのないアクセスを必要としており、市民はどこにいても安全に支援を受けられなければなりません。安定的かつ十分な量の人道支援物資がガザに届けられる必要があります。
ストーリー | 11 10 月 2023 国連WFPがガザ地区とヨルダン川西岸地区で重要な食料支援を届ける これまでにガザ地区で26万4000人が家を追われ、紛争が急速に激化しているガザ地区とヨルダン川西岸地区で、食料ニーズの急増に対応するために食料支援が届けられています。 紛争激化の直後、国連世界食糧計画(国連WFP)は、ガザ地区の国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のシェルターに避難している約10万人に、焼きたてのパンや缶詰などのすぐに食べられる食料の配給を開始しました。国連WFPの緊急支援は、80万人以上に対して命綱となる食料支援を提供することを目標としています。 「状況は壊滅的です」国連WFPパレスチナ事務所のサーメル・アブドルジャーベル代表は述べました。「私たちは現地で、家を追われた人や避難所で生活している人など、支援を必要としている人びとが生きるために必要な食料と支援を得られるように全力を尽くしています。
ストーリー | 08 1 月 2024 命を救う米:国連WFPのプロジェクトが洪水に見舞われた南スーダンの人びとの食と生活を変える 南スーダン北部のハルブル村、正午、何時間もかけて稲刈りをした後、農家のニャンデン・ヌーン・アガニーさんは厳しい乾期の暑さの中を歩き続け、家に戻る時にはへとへとに疲れています。 ヌーンさんの6人の子どもたちは、木製の柱と藁葺き屋根、パピルスの壁というシンプルな構造の家のポーチの下で灼熱の太陽から身を隠し、母親の帰宅を心待ちにしています。 「少し前まで、生活は本当に大変でした」と、36歳の母親は籾米の入った袋を頭から降ろしながら振り返ります。「人の家の庭を借りて耕し、できる限りのお金や食料を稼ぐことで生き延びてきました」 しかし、彼女にとって意外な贈り物となったのは、まさに彼女が今子どもたちのために籾摺りをしている米からもたらされました。
ページ メディア&リソース News, videos, stories, data sources and publications for media professionals, researchers and anyone wishing to know more about global hunger and how the World Food Programme (WFP) fights it.
ニュースリリース | 29 11 月 2006 WFP、エチオピア南東部の洪水被災地域へ支援物資の空輸を開始(和文サマリー、本文は英文) アジスアベバ発−WFPのヘリコプターによる、エチオピア南東部の洪水被災地への支援物資の空輸が開始した。今回の洪水は80名の死者を出し、交通網に大きな被害を及ぼした。362,000人の被災者が生活手段を失い、122,500人が住居を失った。人道援助機関は、水を媒介したマラリアなどの病気の流行を懸念している。食糧支援のほかに、国連機関とエチオピア政府からの医療品や毛布、調理器具、水の浄化装置セットなどの食糧以外の物資もWFPのヘリコプターで空輸される。洪水で大きな被害を受けたソマリ地域では、今年初めにも干ばつによる深刻な被害を受けており、160万人が人道支援を必要としている。