ストーリー | 21 2 月 2024 国連WFP:ガザ地区北部での食料配給を一時停止、新たな報告書は危機悪化を警告 飢え、喉の渇き、衰弱により、病気にかかるガザ住民が増加していると今週発表された報告書は伝えました。 グローバル栄養クラスターの分析によると、5歳未満の子どもの少なくとも90%が1つ以上の感染症にかかっており、70%が過去2週間に下痢をしています。 国連世界食糧計画(WFP)、国連児童基金(UNICEF)、世界保健機関(WHO)は声明で、「即時の人道的停戦が、人命を救い、苦しみを終わらせるための最善の可能性をもたらし続ける」と述べました。 「今、紛争が終結しなければ、子どもたちの栄養状態は悪化し続け、防ぐことのできる死や健康上の問題を引き起こし、ガザの子どもたちに生涯にわたる影響を与え、世代を超えた結果をもたらすことになるでしょう」と、UNICEFのテッド・チャイバン事務局次長(人道支援・供給活動担当)は述べました。
ストーリー | 23 9 月 2024 学校に通えない子どもたち:紛争と飢餓が子どもたちの未来を奪う ガザ地区では、12歳のアフマド君は爆撃や空爆により家族が避難所を短期間で転々としたため、ほぼ1年間の学校教育を受ける機会を失いました。疲れ、悲しみ、落ち込みながら、彼は一時的な学習プログラムの一環として、テントの中で再び勉強を始めました。スーダンの西ダルフール地方の村に住むサマルちゃんは学校が大好きで、特に算数が得意でした。現在、彼女はチャドの国境を越えたところにある難民キャンプで生活しています。家族が生き延びるために、サマルちゃんは水を汲み、ソルガムをすりつぶしています。武装集団による暴力により数十万人が家を追われたハイチの首都ポルトープランスでは、シェルラインさんと6人の子どもたちは、他の多くの人びととともに、かつての教室を避難所として利用しています。襲撃者が彼女の住む地区を焼き払い、夫を殺害して以来、ホームレスで独り身となった彼女は、子どもたちの将来を心配しています。
テーマ別ページ 食料システム Failures in food systems fuel hunger and limit livelihoods. Through “systemic food assistance” WFP can help address these issues.
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ニュースリリース | 23 6 月 2022 国連WFPは地震の被害を受けたアフガニスタン東部へ食料と物流装備を緊急に配備 国連WFPは人道支援パートナーとともに地震の被害と現地の家庭のニーズを評価しています。パクティカ州のガヤン地区とバルマル地区、ホースト州のスペラ地区などが最も被害の大きかった地域です。バルマルでは7割以上の家屋が全壊しました。少なくとも1000人が死亡し、2000人が負傷したと伝えられています。しかし、救助活動は強い雨や風などによって妨げられています。 「アフガニスタンの人びとは、何十年にもわたる戦争、深刻な干ばつ、経済停滞によって、すでにかつてないほどの危機に見舞われていました。地震はすでに日々、巨大な人道的ニーズのある人びとにさらに追い打ちをかけるでしょう。その中には、アフガニスタン全土で深刻な飢餓に苦しみ、支援を必要としている1900万人近い人びとが含まれます。
ニュースリリース | 08 11 月 2021 国連WFP、深刻な飢餓が急増し大惨事が迫っていると警告 「何千万人もの人びとが絶望の淵にあります。紛争、気候変動、新型コロナウィルスの影響で、深刻な飢餓に陥っている人の数は増加しており、最新のデータでは4,500万人以上が餓死寸前の状態にあります。」と、アフガニスタンでの視察を終えた国連WFPのデイビッド・ビーズリー事務局長は述べました。国連WFPはアフガニスタンで約2,300万人を支えるために支援を拡大しています。 「燃料費の上昇、食料価格の高騰のほか肥料の価格も上がっています。これらすべてが、現在アフガニスタンで広がっているような新たな危機や、イエメンやシリアのような長期的な緊急事態につながっています」と付け加えました。 国連WFPとその人道的パートナーは、飢餓に直面している何百万人もの人びとを支援するための活動を強化しています。
ニュースリリース | 13 10 月 2022 世界食料デーを前に、国連WFPは記録的な飢餓を回避するよう行動を要請 世界的な食料危機は、気候危機、紛争、経済的負荷が重なりあって引き起こされており、2022年のわずか数ヶ月で、世界の飢餓人口(急性食料不安)は、2億8200万人から3億4500万人へと増加しました。国連WFPは今年の支援対象者を拡大し、過去最高の1億5300万人への支援を目指しています。今年半ばまでに1億1120万人へ支援を届けました。 「かつてないほどの世界的な食料危機に直面しており、あらゆる兆候がまだ最悪の事態はこれから訪れる可能性を示しています。過去3年で飢餓人口が何度も記録的な数値を更新してきました。この危機の根本原因を解決するための大規模で協調的な取り組みが取られなければ、事態は更に悪化するでしょう。また記録的な飢餓の年にするわけにはいきません」国連WFPのデイビッド・ビーズリー事務局長は述べました。
ニュースリリース | 04 3 月 2022 国連WFPはウクライナへの食料支援を拡大、紛争による影響を警告 「世界は今年、すでにかつてないほどの飢餓に直面している中、長い間欧州の穀倉地帯であった場所で飢餓の兆候が出てきているのは悲劇的です」とポーランドとウクライナの国境付近に国連WFPが設置した活動拠点への視察で、デイビッド・ビーズリー事務局長は述べました。「ウクライナでの銃弾や爆撃は世界の飢餓の危機をかつて見たことのない段階へと押し上げるでしょう。」 首都キエフや北東部の都市ハリコフでは深刻な食料と水不足が報告されています。国連WFPのチームはウクライナの近隣諸国で活動や拠点を設置、ウクライナ国内と周辺諸国へ逃れてきた難民への食料支援を行います。 食料のライフラインをキエフとその他紛争のホットスポットに確立することが緊急的に優先されます。
ストーリー | 11 6 月 2021 コロナと闘う国連WFP日本人職員 2020年3月、ここバングラデシュ南東部のコックスバザールでも、新型コロナウイルスの感染が広がり始め、3月末には難民キャンプにおける救命・医療活動以外の全ての支援活動を停止するよう、バングラデシュ政府から通達がありました。 多くの団体がキャンプへの出入りを禁止されるなか、国連WFPの食料支援活動は救命活動のひとつであると認定され、制限を受けながらも、なんとか支援を継続することができました。 国連WFPでは、難民に対し月に1回、11米ドル分の「電子バウチャー」を配布しています。 電子バウチャーというのは電子食料引換券のことで、それを用いてキャンプに暮らす難民が必要な食料などを購入できる「電子バウチャーショップ」を開設しています。