ニュースリリース | 29 4 月 2021 マダガスカル南部が飢饉の瀬戸際であるとWFPが警告 保健省の調査によると、南部のほとんどの地区では、5歳未満の子供の全世界的な急性栄養不良 (GAM)が過去4ヶ月間で約2倍に増加し、16.5%という驚異的な数値を記録しており、栄養面で緊急事態となっています。最も被害が大きかったのはアンブブンベ地区で、急性栄養不良(GAM)が27%を超え、多くの子どもたちの命が危険にさらされています。急性栄養不良の子どもたちは、健康な子どもたちに比べて死亡する確率が4倍高いと言われています。 「この大惨事の規模は想像を絶するものです。この危機を打開し、マダガスカル南部の人々に食料を届けなければ、家族が飢え、命が失われることになります」と国連WFPのアメル・ダウディ上級オペレーションディレクターは、本日、大使や政府高官からなる上級代表団を伴って、最も被害の大きかった地域のひとつであるシアナマロを訪れました。
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ニュースリリース | 05 5 月 2021 急性食料不安が過去5年で最大と「食料危機に関するグローバル報告書」が警告 2021年の「食料危機に関するグローバル報告書」からの厳しい警告は、紛争や異常気象、新型コロナウィルスに関連することが多い経済的ショックによって、何百万人もの人々が急性食料不安に陥り続けていることを明らかにしています。 報告書の主な調査結果 報告書では、2020年に55の国・地域において、少なくとも1億5,500万人が危機的またはそれ以上のレベル(IPC/CH Phase 3 or worse)、またはそれに相当するレベルの急性食料不安を経験していることが明らかになりました。これは前年から約2,000万人の増加であり、報告書の第1版が2017年に発表されて以降、急性食料不安が容赦ない上昇を続けているという憂慮すべき傾向について、厳しい警告を発しています。
ストーリー | 11 6 月 2021 コロナと闘う国連WFP日本人職員 2020年3月、ここバングラデシュ南東部のコックスバザールでも、新型コロナウイルスの感染が広がり始め、3月末には難民キャンプにおける救命・医療活動以外の全ての支援活動を停止するよう、バングラデシュ政府から通達がありました。 多くの団体がキャンプへの出入りを禁止されるなか、国連WFPの食料支援活動は救命活動のひとつであると認定され、制限を受けながらも、なんとか支援を継続することができました。 国連WFPでは、難民に対し月に1回、11米ドル分の「電子バウチャー」を配布しています。 電子バウチャーというのは電子食料引換券のことで、それを用いてキャンプに暮らす難民が必要な食料などを購入できる「電子バウチャーショップ」を開設しています。
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ニュースリリース | 01 5 月 2023 スーダンでの支援活動の再開:国連WFPシンディ・マケイン事務局長の声明 治安情勢は依然として非常に不安定です。国連WFPは、安全性、対応能力、アクセスなどを慎重に考慮しながら、人道的アクセスが確保される支援の場所を検討しています。私たちは全ての職員とパートナーの安全確保に最大限の注意を払いながら、最も弱い立場にある人びとの増大するニーズに素早く応えるべく、支援を再開します。 必要とされている人道支援者とスーダンの人びとを守る最善の方法は、戦闘を止めることです。 スーダンでは、戦闘勃発前から1500万人以上の人びとが深刻な食料不安に直面していました。この数は、戦闘が続けば続くほど、大幅に増加すると予想されています。 このような時こそ、国連WFPとパートナーが最も必要とされています。
ストーリー | 27 5 月 2023 途上国の子どもたちに学校給食を支援 第6回「WFPウォーク・ザ・ワールド大阪」 開催 認定NPO法人国連WFP協会は、「WFP ウォーク・ザ・ワールド大阪」を5月27日(土)に万博記念公園で開催し、1,452人が多くの花が咲き誇る新緑の中を歩きました。 「WFP ウォーク・ザ・ワールド」は、途上国の子どもたちの飢餓をゼロにすることを目的にした参加型チャリティーイベントで、参加費の一部は国連 WFP の「学校給食支援」に寄付されます。今年で6回目となった大阪会場では、1,123,860円の寄付金が集まり、約3万8千人の子どもたちに給食を届けます。 開会式で安藤会長は「今回は、昨年より2割ほど多くの方に来ていただいて嬉しく思います。飢餓や食に困っている国の子どもたちの給食を準備し、学校に来てもらって勉強してもらうことが、子どもたちが教育を受けて社会を支えていくことにつながります。飢餓人口はますます増えています。
ストーリー | 15 9 月 2023 リビア洪水: 国連WFP、暴風雨で被災した家庭への食料支援をサポート リビア洪水で被災した家族に支援を届けるため、ご協力をお願いします。今すぐ寄付する 国連世界食糧計画(国連WFP)は、リビアで発生した大規模な洪水により避難生活を余儀なくされている5000世帯以上に、切実に必要とされている食料支援の提供を開始しました。 暴風雨「ダニエル」による洪水で、老朽化した2つのダムは決壊。デルナの地域全体が多くの住民とともに流されました。 12日(火)、国連WFPはパートナー機関のLibAidを通じて、デルナからベンガジに避難してきた2000人に食料が届けられました。 13日(水)には、国連WFPはデルナ市内の4カ所で洪水に見舞われた約700世帯に食料を配給しました。
ストーリー | 16 2 月 2024 【日本人職員に聞く】厳しい気候、地震、女性の権利制限・・苦しみ重なるアフガニスタン。支援は女性たちの命綱 厳しい気候、多発する災害の中で、苦しい生活を余儀なくされているアフガニスタンの人びと。2021年のタリバンによる政権掌握以来、女性や少女の権利の制限も深刻化しています。この地に国連WFPの財務官として赴任している日本人職員の山脇晃明さんは「国連WFPの支援は、特に弱い立場にある女性たちの命綱です」と話しました。 タリバンによる政権掌握直後に赴任 金融インフラの混乱の中で支援 山脇さんがアフガニスタンに着任したのは、タリバンによる政権掌握直後の2021年9月。当時は国際社会による制裁に伴い現地の金融インフラが機能不全に陥り、国連WFPの国際スタッフも国外への一時退避を余儀なくされるなど、国全体が混乱していました。 山脇さんの主な仕事は、支援食料の買い付けや現地スタッフの給与などに必要なお金を管理し、相手に支払うといったお金のやり取りが中心です。