ニュースリリース | 10 2 月 2016
現在、エチオピアでは深刻な干ばつが発生し、近年では最悪と言われるエル・ニーニョ現象とあいまって、不作や家畜の大量死を引き起こしています。人道支援を必要とする人は、昨年初めと比べて3倍に増加しました。急性栄養不良と診断される人の数は急増し、今や国土の4分の1に及ぶ地域が、栄養危機に陥っています。今年、緊急に人道支援を必要とする人は1,020万人と推定されていますが、そのうち国連WFPはエチオピア政府を通して760万人に食糧支援を行っていく予定です。4人の子どもを育てる23歳の母ラヒマさんとその家族は、政府の食糧支援で何とか生活をしています。「雨が降らなくなり、作物は枯れ、飼っていた3頭の牛は食べる牧草がないので死んでしまいました。」1歳になるナビユ君は国連WFPの提供する特別な栄養強化食品で栄養不良から回復段階にあります。