ニュースリリース | 08 10 月 2014 国連WFPのエボラ熱対策活動 ~食糧支援から医療施設の建設、支援関係者と物資の航空輸送まで~ 【国連WFPのエボラ熱発生国での支援状況】国連WFPは、医療施設にいる患者、退院した元患者、感染地域に暮らす人々(治療中の患者、亡くなった患者の家族を含む)への食糧支援を行っています。食糧を供給することで、食糧確保のための不要な外出を避けることができます。 国連WFPの食糧配給は、発生国3カ国の都市部と地方の両方で行っています。一軒一軒を訪ねて渡すこともしばしばあります。ベナンで船を調達し、リベリアとシエラレオネに運ぶため、現在、7,000トンの米を積載中です。 国連WFPは、エボラ熱発生国への空の便となる国連人道支援航空サービスという旅客・物資の航空輸送サービスを運航しています。
ニュースリリース | 03 11 月 2017 コンゴ民主共和国を視察した国連WFP事務局長、 同国カサイ地域は人道危機に瀕していると警告 ビーズリー 事務局長は、「カサイ地域の子どもたちに栄養価の高い食糧を早急かつ十分に届けなければ、今後数カ月の間に25万人もの子どもたちが飢えに苦しんだり餓死したりしてしまう恐れがあります。この地域の子どもたちへ支援を行うために、カサイ地域への立ち入りの自由と資金が至急必要です」と述べました。大量殺害、村落や作物の大規模破壊、病院・診療所や学校を標的とした攻撃など昨年勃発した民族間の暴力的な紛争によって、以前から高かったカサイ地域の栄養不良率はさらに上昇しました。コンゴ民主共和国で食糧難に直面している770万人のうち、4割以上をカサイ地域の人びとが占めています。国連WFPは同地域への緊急支援を強化しており、12月末までに最も脆弱な50万人に対して支援を行い、来年初旬からはさらに支援を拡大していく予定です。
ページ 広報に協力をする 世界の飢餓問題や食料問題、その解決に向けて取り組む国連WFPの活動について、もっと多くの人に知ってもらいたい。そして2030年までに「飢餓をゼロに」にする。そのためにみなさまに支援の輪を広げるご協力のお願いをしております。 ボランティア活動に参加したり、イベントを企画して自主開催したり、支援の輪を広げる方法は様々あります。そのために必要なツールや資料の提供を行っています。 できることから一歩ずつ。ぜひ、国連WFPの広報活動にご協力ください。
ニュースリリース | 14 3 月 2023 シリア紛争から12年:人口の半数が飢餓に直面、地震によってさらに深まる経済苦 現在シリアでは、人口の50%以上にあたる約1,210万人が食料不安に陥っており、さらに290万人が飢餓のリスクにさらされています。また、最近のデータによると、栄養不良も増加傾向にあり、発育阻害や母親の栄養不良率はかつてないレベルに達しています。 「爆撃、避難、孤立、干ばつ、経済破綻、そして先月、驚異的な規模の地震が起きました。シリアの人びとは驚くほどの立ち直る力(レジリエンス)を持っていますが、耐えられる苦難には限りがあります」国連WFPシリア国事務所のケン・クロスリー代表は言います。 2月6日の地震が発生した時、すでにシリアでは食料価格が高騰していました。国連WFPが食料のインフレ率を把握するために記録している標準的な食料品目は、12カ月間で価格がほぼ2倍になり、3年前と比べると13倍になっています。この上昇傾向は今後も続くと予想されます。
ニュースリリース | 09 3 月 2017 地球規模感染症の発生時の支援活動に貢献する物流情報管理プラットフォームの開発について PSCネットワークは、2014年の西アフリカにおけるエボラ出血熱発生時の教訓として、様々な組織が連携して対応することの重要性が認識された結果、2015年の世界経済フォーラム(ダボス会議)にて立ち上がりました。創設メンバーには国連WFP、世界保健機関(WHO)、世界銀行などの国際機関と、ヘンリー・シャイン、ベクトン・ディッキンソン・アンド・カンパニー、UPS財団などの民間企業が含まれます。西アフリカのエボラ出血熱への対応では、物資を供給する物流網や倉庫のキャパシティ不足、物資の需要と供給に関する情報の不足、国境の閉鎖に伴う感染地域へのアクセス制限、不十分な官民連携に起因する支援の重複や非効率性などが課題となりました。
ストーリー | 23 9 月 2021 パキスタン:フラットブレッドがもたらすウィン・ウィンの関係 タヒル・イクバルさんは、ワタン・アタ・チャキ社という小さな製粉所のオーナーで、地元のコミュニティのために小麦粉を生産しています。 マスク姿のタヒルさんは、イスラマバード郊外にある地下の作業場でうれしそうに微笑んでいます。ビタミンやミネラルを添加した栄養強化小麦粉を販売し始めてから、売り上げが大幅に伸びたからです。 タヒルさんは、この栄養強化小麦粉のおかげでビジネスが活性化し、同時にお客さんに栄養価の高い食品を提供できるようになったと誇らしげに語っています。 「今年初めに国連WFPのチャキ(現地語で小規模製粉所の意)プロジェクトに参加するまでは、小麦粉にビタミンやミネラルを加えることの大きな価値を知りませんでした」とタヒルさんは話します。 このプロジェクトは、全国栄養強化同盟と食料省の協力を得て実施されました。
ニュースリリース | 14 2 月 2012 国連諸機関・欧州委員会・米国国際開発庁による共同声明 〜西アフリカ・サヘル地域の状況悪化を受け迅速な連携行動を呼びかけ〜 ツイート 2012年2月15日 ローマ発 西アフリカのサハラ砂漠南縁に広がるサヘルという地域で、干ばつや食糧価格の高騰、内戦やそれに伴う人の移動などにより飢餓や栄養不良が拡がっている問題を受け、15日、国連諸機関や被災国、支援国・団体の代表はWFPローマ本部で緊急会合を開いた。 会合に参加した代表者は、問題解決のためには今すぐ行動をとる必要があるとの意見で一致し、人道・復興・開発支援活動を緊急に拡大するよう国際社会に呼びかけた。 会合に出席した代表者たちは、特に女性や子供を中心とした何百万人もの被災者に対し、迅速かつ包括的で力強い支援を行う必要があると訴え、早期の復興支援と長期的な開発支援の両方が求められていると呼びかけた。
ニュースリリース | 14 4 月 2020 最初の国連連帯航空、COVID-19の医療用品をすべてのアフリカ諸国へ 世界保健機関(WHO)の貨物は、WFP国連世界食糧計画(国連WFP)により輸送されており、フェイスシールド、手袋、ゴーグル、ガウン、マスク、医療用エプロン、体温計、換気装置が含まれています。 貨物にはまた、アフリカでCOVID-19を押し戻すためにアビー・アハメド首相とジャック・マー財団とアリババ財団イニシアチブから寄付された多くの医療用品が含まれています。アフリカ連合は、アフリカ疫病予防管理センター(アフリカCDC)を通じて、物資の配給に関する技術支援と調整を提供しています。 「民間航空の多くは稼働しておらず、医療貨物は停滞しています。私たちはこのウイルスを追跡することで阻止することはできますが、私たちは協力する必要があります。