ガザ停戦:WFPが人道回廊の継続的な開放を呼びかけ
ストーリー | 2025 年 1 月 15 日
緊急支援
ガザでは停戦とそれに伴う大規模な支援の流入により、飢餓のリスクが後退しました。しかし、この合意が崩れれば、再び急速に悪化する可能性があります。
人道状況は依然として不安定で、戦争により200万人以上が家を失い、収入がない状態で、完全に食料支援に依存しています。
これまでに50万人以上の避難民が北部へ戻りました。
国連世界食糧計画(WFP)は命を守る食料支援を拡大し、停戦以降、ガザで100万人に支援を届けています。WFPはパン屋の再開に向けた支援を行い、現金給付を行うことで人々の生活再建と地域経済の回復を後押ししています。また5歳未満の子どもや妊産婦を含む約8万5,000人に、栄養パックを配布しました。
WFPはヨルダン川西岸地区の緊迫した状況にも懸念を強めています。2025年1月中旬以降、4万人以上が避難を余儀なくされています。
ガザとヨルダン川西岸地区での緊急対応と市場の回復を継続するためには、ドナーからの追加資金が不可欠です。WFPは2025年3月から8月の間に、2億5,400万米ドルを必要としています。