ニュースリリース | 27 10 月 2009
ダマスカス発 WFPは、シリアのイラク人難民1,000世帯を対象に、携帯電話を活用した食料引換券プロジェクトを試験的に実施する。携帯電話を食糧支援に活用する試みは世界でも初めて。 対象となるイラク人難民は、携帯電話のショートメッセージ(SMS)で、「仮想食料引換券」を使用できるようにする暗証コードを受信。政府指定の店で、米、小麦、レンズ豆、ヒヨコ豆、食用油、魚の缶詰、チーズ、卵などと交換することができる。 食料引換券は2ヶ月ごとに、一人あたり月22ドル分が支給され、残高もショートメッセージで携帯電話に送信される。 「この試みは、食糧そのものは豊富にあり市場で売られているのに、買うことができない、都市部の飢餓層の人々を支援することを目的としています。WFPは常に食糧支援の革新的な方法を模索しているのです」とWFPのデーリー・ベルガスミ中近東・中央アジア・東ヨーロッパ地域局長は述べた。