ストーリー | 27 7 月 2022
アフリカでは一部の大都市が発展する一方、干ばつや紛争などによって、飢餓が深刻化した地域が増えています。さらにコロナ禍の経済的打撃や、ウクライナ紛争を背景とした食料価格の値上がりも、飢餓に苦しむ人を増やす原因となっています。私たちが日本からできることは何でしょうか。国連WFP東アフリカ地域局で、政府や企業との連携を担う日本人職員、富田絵理葉さんに聞きました。
「飢餓をゼロに」ビジョンへの共感を広げたい
富田さんは東アフリカ10カ国を支援する「地域局」に所属し、ケニアのナイロビで勤務しています。担当分野の「パートナーシップ」は、日本などドナー国の政府からの資金調達や、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)など他の国連機関とのアドボカシー(政策提言)、現地企業から技術協力を受けるなど、さまざまな組織・団体との連携をつくり出す仕事です。