ニュースリリース | 16 12 月 2011
ニジェールでは食糧不足に陥っている人々は75万人いるとされ、
今後100万人まで増加すると言われている。 (c)WFP/Phil Behan
WFPのニジェール事務所長、デニス・ブラウンは、「稀にみる食糧価格の高騰によって、最も弱い立場にいる人々が食糧不足に苦しんでいます。今後、事態がさらに悪化していくのをただ見ているわけには行きません」と訴えている。
この時期ニジェールでは、本来であれば収穫直後で、キビなど、ニジェールの人々が主食とする穀物などが最も安い価格で手に入る時期だ。しかし今年は干ばつによる不作により、価格が大幅に高騰している。今年10月、ニジェール第3の都市マラディでは、キビ100キロは29ドルで売られていた。しか し今は、価格は41ドルまで跳ね上がっている。専門家は、前年と比べてキビの値段は37%も上昇したと指摘する。