日本政府の支援でニジェールで命を救うための食料・栄養支援を強化
ニジェールの食料安全保障と栄養不良の状況は、紛争の影響で生活が破壊され、国内で30万人が避難を余儀なくされていることに加え、繰り返される気候変動の影響、さらに新型コロナウィルスのパンデミックによる社会経済的な影響と食料価格の高騰により、急激に悪化しています。
国連WFPニジェール事務所ソリ・ウアンヌ代表は、「日本政府はニジェールの人々を支援するという確固たる意志を持っています」と述べました。「この日本からの支援により、最も必要とされる場所でタイムリーで非常に重要な食料・栄養支援を提供することができます。」
国連WFPは、毎月の食料配布を通じて77,000人を支援し、6,000人以上の子ども(生後半年以上2歳未満)に栄養不良を防ぐための補足的な食料を提供します。 1,500人以上の妊娠中または授乳中の女性とその子供には、中等度の急性栄養不良を治療するために、栄養強化されたブレンド食料を提供します。また、国連WFPは、重度の急性栄養不良の治療のために保健センターに入院している子どもの介護者に食料支援を行います。
国連WFPのニジェールでの包括的な対応は、国内避難民、ホストコミュニティ、難民、帰還者への緊急支援に加え、レジリエンス構築や社会的連帯を強化するプロジェクトなど、生活を変えるための支援を行うことを目指しています。 国連WFPは、ニジェールでの活動のために、今後6カ月間で1,900万米ドルを必要としています。
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WFP国連世界食糧計画(国連WFP)は、2020年のノーベル平和賞を受賞しました。 私たちは世界最大の人道支援組織であり、緊急時に命を救い、食料支援を活用して、紛争や災害、気候変動の影響から立ち直った人々のために平和、安定、繁栄への道筋を構築しています。