Skip to main content

緊急支援へのご寄付はこちらから。

トークショー:三浦雄一郎が見たネパール震災〜国連WFPの支援現場〜
, WFP日本_レポート

これまで、ネパールを30回以上訪れ、3度エベレスト登頂を果たしている国連WFP協会の親善大使である三浦雄一郎さん。登山の際、同行してくれるネパールのシェルパ(ポーター)の人々との強い絆があります。9月1日に開催された視察報告会 「三浦雄一郎が見たネパール震災〜国連WFPの支援現場〜」におけるトークショーでは、今回の訪問を通して、ネパールの山岳地帯が国土の80%を占めるという、厳しい環境においても国連WFPが支援を届ける物資輸送の力を実感し、また、現地の人々や現地で働く国連WFPスタッフの復興に向かう強い意志を感じたと話されました。

1*iC61olNxGtNJnHZbwr4IVA.jpeg
©JAWFP

70歳を過ぎてからこれまでに3度エベレストに登頂することができたのも、地元のシェルパたちの支えがあったからであり、ネパールの人々の勤勉さと優しさを実感してきました。国連WFPが、自身が初めてネパールを訪れた1968年の少し前、1964年からネパールを支援してきたことを知り、縁を感じ、2015年1月に国連WFP協会の親善大使に就任することを決めました。そんな最中に、4月25日の大地震が発生し、国連WFP協会の親善大使としてネパールへのご寄付の呼びかけを行う一方で、旧知のシェルパが現地から電話で彼らの置かれた状態が非常に厳しいと連絡してくれたことをきかっけに、自身や協力してくれる企業のテントや寝袋、食料などを寄贈しました。ネパールの支援に様々な形で参加できて、本当によかったと思います。

今回、地震発生後初めてネパールを訪れたわけですが、カトマンズは徐々に普段の生活を取り戻しつつありますが、未だ、テント生活を送る人々や、木の下やテントの下で授業を受ける児童もいるそうです。ヘリコプターでの移動中に見た山間部の村々も、以前の景色とは一変して、ブルーシートやトタンで補修された痕が非常に目立ちます。景色すらも変えてしまうほどの大きな地震だったのだと改めて実感しました。

0*DhYQSsO0LZ_k_LCl.jpg

また、訪れた村々で多くの村人たちの話を聞くことができました。「(国連WFPが)ヘリコプターやラバを動員して非常に早く、真っ先に援助を届けに来てくれた」、「家がいつ崩れるか分からず、余震が来るのが怖い」といった被災者の声を聞き、支援が人々の命を繋いでいると実感する一方で、まだまだ復興には長い時間がかかりそうだと感じました。
ネパールは、国土の約80%が山岳地帯で占められています。自身が探検や冒険のために訪れる様な起伏にとんだ国で今回の地震は発生しており、その支援活動はたやすく無いだろうと想像されます。支援物資を陸路で届けられる地域は限られてくるので、ヘリコプター、そしてラバやシェルパの力を活用した支援が行われており、国連WFPのスタッフは命懸けで、こんなこともやってしまうのか、と私が驚くようなことをやってのけていました。

0*LB3LYF2zaGzwxU2T.jpg

これは被災した人々もそうでしたが、ネパールで会った人々から「復興する」という意志を強く感じました。そして、国連WFPのスタッフもイキイキと支援活動を行っていた。今回訪れたネパールには、生きる力がみなぎっていたように感じました。
彼らを後押ししたい。ぜひ、今後ともネパールへのご支援、お願いいたします。