ストーリー | 15 3 月 2021
2020年6月、国連WFPは、オックスファム・バングラデシュ、気象リスク管理サービス、グリーンデルタ保険会社と共同で、モンスーンによる長期の洪水の影響を受けた不定期農業労働者を支援するため、気候リスク保険の試験的取り組みを開始しました。KOICA(韓国国際協力団)の資金提供を受けたこの計画は、洪水によって弱い立場に置かれた家族に賃金を補償することで、彼らが自立し、長期的な悪循環を防ぐことを目的としています。
毎朝、夫が仕事に出かけると、アフロザさんは家事全般をこなし、アヒルやヤギの世話をします。彼女の夫は大工であり、安定した収入がありません。1日の賃金が200バングラデシュ・タカ(2.5米ドル以下)では4人の家族を養うことができないため、夫婦は農家が所有する土地を耕して収穫物を分けてもらう借地農民として働くこともあります。