ストーリー | 08 8 月 2019
キルギス南部の村アチョイでは、800世帯以上の家族が興奮に包まれています。新たに建設された灌漑用水路の開通により、彼らの生活が変わろうとしているのです。
この新しい水へのアクセスにより、地元の農家は年に3回の収穫が可能になります。用水路ができる前でも、水が十分にあった良い年には、家族が生活していくのに十分な食料を生産し、収穫の少ないシーズンに備えて蓄えることができました。しかし水が不足した昨年は、収穫があまりにも不作だったため、農家は子どもたちを養うために、種の蓄えの一部を売らなければなりませんでした。
「果樹園全体が干上がり、人々が飢えていくのを見てきました」
アチョイ出身の65歳の農民で、生涯を畑で過ごしてきたジュスプベクさんは、地域のすべての家族、彼らの日々の課題、そして水に対する共通の切実な必要性を知っています。