ニュースリリース | 24 1 月 2010
ハイチ大地震発生を受け被災地を訪れたWFPのジョセット・シーラン事務局長は、ハイチでの食糧支援は、「WFPの歴史の中で最も難しい支援活動」とし、道路や港などのインフラが壊滅的な被害を受けている中、早期に食糧配給のための物流網を確立することが極めて重要だと述べた。 WFPはハイチの5ヶ所に物流拠点を設け、陸海空から支援物資を運び入れている。しかし、地震によって道路や通信網は寸断、WFPの倉庫も倒壊し、空港や港を修繕しながら物資を輸送しなければならない。 先週末、物流拠点があるドミニカ共和国には3機のヘリコプターが到着。また、25日(月)には75台のトラックがドミニカ共和国からハイチに到着する予定。海岸に直接着岸できる特別な船舶も出動させるなど、あらゆる手を尽くしてはいるが、WFPの物資輸送チームとっては「物流の悪夢」とも言うべき、きわめて活動が困難な状態が続いている。