ストーリー | 19 7 月 2017
国連WFPによる「語り部プロジェクト」が、チャドにおけるスーダン難民の若者たちが声を上げる場となり、若者たちの夢を育んでいます。約2万人のスーダン難民が住むチャドのジャバル・キャンプでは、35人の熱心な男女の若者たちが、「語り部プロジェクト」に参加しています。
このプロジェクトは、若い難民が映像や写真、ソーシャルメディアを通し、自分達を表現することを目的としています。彼らにとって、人生は幼い頃から厳しいものであり、戦争の記憶は鮮明なままです。この制作活動を通し、彼らは自分たちに起きた出来事、時には幸せな、そして時には悲惨な数々の記憶、さらに希望や夢を分かち合うことができます。このプロジェクトによって、難民キャンプ内では人々が結婚し、赤ちゃんが生まれ、食事を分かち合い、働き、教え、学ぶ、といった日常の出来事が起きている、ということを、外部の人も垣間見ることができるようになりました。