ストーリー | 24 3 月 2023
ハイチでは、良いニュースにはクエスチョンマークがつきものです。もちろん、10月に「飢饉に準ずる」状況に直面した19,200人の人びとが、もはやそうでなくなったことはよいニュースです。それでもこれは、実施パートナーと協力して、シテ・ソレイユへのアクセスを確立し、人々を飢餓の瀬戸際から引き戻したWFP国連世界食糧計画(国連WFP)にとって想定外のことでした。
しかし、飢餓の水準は依然として非常に憂慮すべきものがあります。約10万人が住むポルトープランスのこの貧困地域は、首都の大部分を制圧した武装集団同士の争いが、常に最も暴力的な形で発現する場所です。このため、住民の仕事、食料、燃料、そして恐怖のない生活へのアクセスが著しく妨げられます。「私のお腹を見てください。2日間何も食べていません」こう語るネルランデさんの目には恐怖の色がうかがえます。