ニュースリリース | 01 6 月 2010
ダカール発 WFPは、西アフリカのサヘル地域東部で、9月の収穫期が訪れるまでに1,000万人が飢餓に陥る危険性があると警告した。 トーマス・ヤンガWFP西アフリカ地域局長は、「最貧困地域の一つであるサヘル地域の人々は、作物や家畜を失い、深刻な食糧難に陥っています。農村からは、飢えた人々が食糧を求めて都市へと移動してきています。女性や子どもたちの栄養不足はとりわけ深刻です」と話している。 各国政府や人道支援機関、NGOの支援は行われているものの、マリ東部、カメルーン北部、チャドやニジェールでは事態は極めて深刻だとヤンガ氏は言う。干ばつ被災者360万人への支援をWFPが計画通り実施するには、さらに多くの資金が必要とされている。 各国の現状は以下の通り。 ニジェール: ニジェール政府が今月行った調査によると、人口の約半分が食糧不足に陥っている。