ニュースリリース | 12 9 月 2018
2018年9月11日、ローマ – 本日発表された 2018年版「世界の食料安全保障と栄養の現状」報告書は、世界の飢餓人口の増加は続いており、2017年には8億2100万人、9人に1人が飢えに苦しんでいるとしました。子どもの発育阻害から成人の肥満に至るまで、様々な形態の栄養不良の改善は限定的なものになっており、何百万もの人々の健康を危険に晒しています。過去3年の間、飢餓は増加を続け、10年前の状況に逆戻りしました。 この後退は、2030年までに飢餓をゼロにするという持続可能な開発目標達成に向けて、より一層緊急に対策が採られるべきである、という明らかな警告です。南米およびアフリカの殆どの地域で状況が悪化している一方、アジアで特徴的であった栄養不足の改善傾向さえも、著しく減速しています。