ニュースリリース | 13 9 月 2007
マナグア発 − WFPは9月13日、ニカラグア北部で猛威をふるったハリケーン・フェリックスの被災者10万人を支援するため、緊急支援に向けて1700万米ドル(約20億円)の拠出を要請すると発表した。 被害を受けた1万戸の家屋のうち80%は全壊。井戸5200基が汚染され、野外トイレ6000基も損壊した。下痢の症状を示す子どもたちが増えており、衛生状態の劣化が懸念されている。また、ココナッツ、バナナ、マンゴー、米など人々の基礎的な食糧となる作物が大きな被害を受けた他、耕作地の塩害により12月期の収量も大幅に減少すると予測されている。 WFPはハリケーン上陸当日から緊急支援を続けており、先週末には151トンの食糧(1万5000人に対する20日分)がニカラグア北部のビルウィの港へ届けられた。今後3ヶ月間は、緊急時用の割当で配給を行い、その後復興支援へと移行する予定だ。