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日本政府、新JICAを通じてWFPへ初の拠出 更なる連携を強化

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横浜発

日本政府はWFP 国連世界食糧計画に対し、独立行政法人国際協力機構(JICA)を通じて合計31億2000万円を拠出することを決定した。今回の拠出は、新体制のJICAを通じてWFPへ拠出される資金としては、初のものとなる。

2008年10月1日に始動した新JICAは、これまでの技術協力に加え、新たに有償資金協力および無償資金協力(食糧援助を含む)を運用し、日本のODAを一元的に実施する。

WFP日本事務所代表代行・工藤絵理は、「ご支援に心より感謝申し上げます。今回の拠出は、JICAとWFPが食糧の安全保障という共通の目標へ向かってさらに連携を強化していく上で、画期的な出来事です」と語った。

拠出金は、日本政府が食糧価格高騰の対応策の一環としてフィリピン、タジキスタン、エチオピア、ニカラグア、ボリビアに供与するもので、WFPは米、とうもろこし、小麦、豆、栄養強化食品を購入する予定。拠出額の内訳は以下の通り。フィリピン(8.6億円)、タジキスタン(4.5億円)、エチオピア(8.6億円)、ニカラグア(5.0億円)、ボリビア(4.5億円)。

2008年、日本政府はWFPへ161億円(1億7800万ドル)を拠出し、世界第6位の拠出国となった。