パキスタンの大洪水　600万人に支援が必要

(C)WFP/Amjad Jamal

被災者のうち600万人が食糧支援を必要とすると推定されている。とりわけ、北西部のカイバル・パシュトゥンハ州では農地、橋、道路が壊滅的被害を受け、60万人が食糧支援を必要としている。

WFPは、道路が寸断された地域にはヘリコプターを使い、また、岩が多く車両やヘリコプターが入れない地域ではロバを使って食糧を運んでいる。支援活動は、NGOなどと連携しながら急ピッチで進められており、常に200台以上のトラックがパキスタン国内で食糧を輸送している状態だ。

しかし、悪天候のためヘリコプターが運行できないことなどもあり、物資輸送は困難を極めている。また、降り続く大雨により、パキスタン東部・南部のパンジャブ州、バロチスタン州、シンド州にも洪水被害が拡大しており、さらなる状況の悪化が懸念されている。

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