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シリア国内外では何百万ものシリア人が紛争により苦しんでいます。シリアの人々との団結を示すため、国連WFPは「#IamSyrian(わたしはシリア人)」というオンラインキャンペーンを立ち上げました。
「#IamSyrian(わたしはシリア人)」キャンペーンでは、シリアのふつうの人々の紛争前の暮らしと現在の避難生活をくらべながら、紛争によって失ったものや未来への希望を、シリアの人々が自らの言葉で伝えます。彼らが地球上の全ての人に向けて伝える想いを読んだら、「いいね」やシェア、#IamSyrianのタグ付けをしてあなたの周りの人に広めてください。
ナセル
僕はナセルといいます。13歳です。 シリアのアレッポ生まれですが、いまはレバノンの難民キャンプで父、母、そして弟や妹たちと一緒に暮らしています。僕が一番上の子どもです。
毎日、夜明けから日が暮れるまで、僕はゴミの中をあさり、金属や空き缶を探しています。調子の良い日には、1、2ドルを稼ぎ、家族を支えています。
生まれ育ったアレッポのことを考えると、とても美しかった街並みと、僕の家の隣にあった学校のことを思い出します。家は空爆で壊されてしまいました。3日がかりで街から逃げ出した後は、もう何も残っていませんでした。友だちもみんな、今どこにいるのかわかりません。
シリアを元通りに、できればより良くしてほしい。僕はただシリアに帰りたい。
時々、もう二度と学校に戻れないのではないかと考えてしまいます。学校へ行かなくなってから4年経ち、読み書きができなくなってしまいました。今は、とにかく家族を助けなければいけません。以前、父は働いていたけれど、今は病気で、頻繁に気を失って倒れてしまうのです。
僕と弟がくず拾いをして少しでも稼ぐことで、弟や妹たちに食べさせるパンを買うことができるのです。
シリアを元通りに、できればより良くしてほしい。僕はただシリアに帰りたい。シリアでの生活を返してほしいのです。
わたしはシリア人。#IamSyrian ナセルより