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「#IamSyrian(わたしはシリア人)」 ~私たちの声を世界に届けてください~
, WFP日本_レポート

シリア国内外では何百万ものシリア人が紛争により苦しんでいます。シリアの人々との団結を示すため、国連WFPは「#IamSyrian(わたしはシリア人)」というオンラインキャンペーンを立ち上げます。

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© WFP/ Abeer Etefa

「#IamSyrian(わたしはシリア人)」キャンペーンでは、シリアのふつうの人々の紛争前の暮らしと現在の避難生活をくらべながら、紛争によって失ったものや未来への希望を、シリアの人々が自らの言葉で伝えます。彼らが地球上の全ての人に向けて伝える想いを読んだら、「いいね」やシェア、#IamSyrianのタグ付けをしてあなたの周りの人に広めてください。

人道支援を行う組織および国連機関の長たちは1月21日、シリアの苦しみを終わらせ、支援を必要とする人々に人道支援を届けられるよう必要な行動をとってほしいとの呼びかけをしましたが、#IamSyrianキャンペーンはこの訴えに続くものです。 また、ロンドンでは2月4日、シリア人支援国会合が開催されますが、このキャンペーンのメッセージは、シリアを支援しようというこの会議と志を同じくするものです。

イナス

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©Abeer Etefa

私の名前はイナス。私がいつも思い出すのは2013年1月8日のこと-今日はそのことをお伝えします。その日、私の夫は、私と3人の娘たちをこの世界に置いて、私たちの前から去ってしまったのです。

私たちはシリアでとても幸せに暮らしていました。平凡な暮らしでしたが、それでも幸せだったのです。私の夫は毎日働きに出かけ、そして毎日夕方に帰ってきました。そんな彼が、1月8日には出かけたきり、永遠に戻らなかったのです。何度も彼に電話をかけ、彼の同僚に連絡をとろうと試みました。できることは全てしましたが、誰にもあの日以来、彼の消息がわかりませんでした。

それから2年間、私は自宅で彼の帰りを待っていました。しかし、戦闘が激しくなり、我が家が完全に破壊されてしまったため、私たちは夜中に逃げ出さなければならなくなりました。幼い娘たちを連れて走りながら、私たちの足では戦火に追いつかれてしまうのではないかと、とても怖かったのを覚えています。

私の唯一の願いは、私の子どもたちには私よりも良い人生を歩んでほしいということ。

今、私たちはレバノンにいますが、ここも、寝ても覚めてもミサイルや戦闘の音がする場所です。それに加えて、ここは寒く、我が家のベッドや家の温かさが恋しいです。娘たちが夜通し寒さに震えないよう毛布で包み込みますが、この当座しのぎのテントでは何をやっても寒さから逃れられません。

国連WFPの食糧引換カードのおかげで、私たちはお米や小麦粉、バターや砂糖、油など必要最小限の食糧を買うことができます。支援は十分とは言えませんが、でも支援が無かったら、娘たちを食べさせるためにどうすればいいのか、私には分かりません。

もし、あなたが私たちの願いや未来に向けて必要としていることを聞いてくれるなら、お伝えしたいことがあります。私の唯一の願いは、私の子どもたちには私よりも良い人生を歩んでほしいということ。彼女たちにはシリアに帰り、教育を受けてほしい。私の娘たちだけでなく、学校に通えていない全てのシリア人の子どもたちが教育を受けられるようにと願っています。どうか、子どもたちが人生で幸せを掴む機会を奪われないように、と。

わたしはシリア人。#IamSyrian イナスより

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