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WFP、リビア周辺で106万人を対象に緊急食糧支援

WFP、リビア周辺で106万人を対象に緊急食糧支援
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ローマ発

WFPは 、リビア周辺で106万人を対象とした食糧支援(3920万米ドル相当)を開始する。支援対象者は、女性や子どもなど最も弱い立場にあるリビア国内の人々や、チュニジアやエジプトに避難してきた人たちなど。

ジョセット・シーランWFP事務局長は、先週、WFPの食糧を積んだ貨物船が、安全上の懸念から引き返さざるを得なかったことについて、次のように話した。「人道支援物資や要員を安全にリビア国内に入れられるよう、強く求めます。支援のニーズ拡大に備え、あらゆる輸送ルートを模索しているところです。」

WFPはすでに、リビアとチュニジアの国境で高カロリービスケットを配布するなどの支援活動をすでに展開している。今後は、リビアとチュニジアおよびエジプト国境付近での支援活動に加え、リビア国内での支援活動に備えるため、準備を進めている。

リビア−チュニジア国境付近を訪れたシーラン事務局長は、「私は、暴力を逃れて国境を越える人々を目の当たりにし、国際社会がすぐに行動に移さなければ、深刻な悲劇が起こると確信しました」と話している。先週だけでも、11万人以上の人々が国境を越えチュニジアに避難した。