WFPの最初の支援食糧がジャワ島地震被災地に到着
FIRST EMERGENCY FOOD ARRIVES FOR EARTHQUAKE VICTIMS IN INDONESIA
バントゥール、インドネシア – 地震が発生してから36時間後の5月28日、国連世界食糧計画（以下WFP）は被災者に対して緊急食糧支援を開始した。現地時間の同日正午には、WFPの栄養強化ビスケット30トンを積んだ3台のトラックが、特に被害の大きかったバントゥール地区(Bantul)とクラテン地区(Klaten)に到着した。このビスケットは、ビタミンやミネラルといった栄養分が強化されており、7日間に2万人に配給するのに十分である支援食糧が届けられた。
また、栄養強化麺を積んだ5台のトラックもジャカルタを28日に出発しており、被災地には29日朝の到着予定である。救援物資は今後も毎日被災地に届けられる予定である。WFPの長年の民間パートナーであるTNTからは、支援食糧が被災地に一刻でも早く届けるために、トラックの提供という形で協力を受けた。
今回のWFPの救援活動に使われている食糧は、WFPがジャカルタとソロに管理している倉庫から使われた。被災地では食糧の保管設備がないため、インド洋大津波救援活動の際に使用した移動式貯蔵庫の設置をWFPは早急に配備した。
また、今夜遅くには、緊急医療チームと医療物資2トンを乗せて、WFPがチャーターした飛行機がソロに到着した。
夜には、WFP率いる国連共同調査チームが、被害の様子を視察し、インドネシア政府の救援活動に助力するべく、バントゥール入りをする予定である。同調査チームには、国連人道問題調整部（OCHA）、国連児童基金（UNICEF）、国連開発計画（UNDP）、国連人口基金（UNFPA）、世界保健機関（WHO）、そしてNGO団体が参加している。
「これまで既に辛い経験をしてきたこの国の人々にとって、今回の出来事は大きな悲劇である。」と、WFP事務局長ジェームス・モリスは述べた。
「ジャワ島で地震が発生したのを耳にした瞬間、WFPとそのパートナー達はすぐさま行動を起こした。生存者達に迅速な支援を行うために、被災地周辺に保管してあった食糧を手配し、去年の津波救援活動の際に使用した飛行機をチャーターした。」
WFPアジア地域局長アンソニー・バンブリーは言う。「一昨年の津波災害の時と同様に、WFPは、今回の自然災害に対応するためにインドネシア政府と協力する用意ができている。我々の栄養強化麺・ビスケットといった緊急支援食糧は、今回の災害で家を失った人々を助け、即時に支えとなるだろう。」
今回の地震は、27日未明にインドネシアのジャワ島で発生し、マグニチュード6.3を記録した。現在の時点で、地震による死亡者は3,000人以上、家を失った者は少なくとも20万人以上いることが推定されている。
より詳細な情報につきましては、以下の者に連絡を取ってくださるようお願い申し上げます。
Barry Came, Public Information Officer, WFP/Indonesia, Cell +62 811 987 416
Paul Risley, Regional Public Information Officer, WFP/Asia, Cell. +66-1-701 9208, paul.risley@wfp.org,
Brenda Barton, Deputy Director Communications, WFP/Rome,
Tel. +39-06-65132602, Cell. +39-3472582217 brenda.barton@wfp.org
Christiane Berthiaume, WFP/Geneva, Tel. +41-22-9178564, Cell. +41-792857304
christiane.berthiaume@wfp.org
Gregory Barrow, WFP/London, Tel. +44-20-72409001, Cell. +44-7968-008474
gregory.barrow@wfp.org
Cécile Sportis, WFP/Paris, Tel. +33-1-70385330, Cell. +33-6161 68266, cecile.sportis@wfp.org
Bettina Luescher, WFP/Berlin, Tel. +49-3020614912, Cell. +49-1709039479
bettina.luescher@wfp.org
Trevor Rowe, WFP/New York, Tel. +1-212-9635196, Cell. +1-6468241112
rowe@un.org