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ドリュー・バリモア WFPの飢餓撲滅大使に

ドリュー・バリモア WFPの飢餓撲滅大使に
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世界的に有名なアメリカの女優、ドリュー・バリモアがWFP 国連世界食糧計画の飢餓撲滅大使に任命されたことが、先日発表された。

バリモアは32歳。先日、WFPが行っている学校給食プログラムを視察するためにケニアを訪問したばかりだ。大使任命に当たってバリモアは、「大使の仕事は私にとって大いなる挑戦ですが、とてもやりがいがある任務です。大変光栄であると同時に、身の引き締まる思いにさせられます。世界中の子どもを飢餓から救うことほど重要な課題はないと思います。」と語った。

バリモアはさらに、こう語った。「学校で子どもに給食を提供するというのは、実に単純なことですが、奇跡的な効果をもたらします。私は現地に視察に行き、自分自身の目でその効果を確かめてきました。学校で給食を出すことで、子どもたちのお腹が満たされるだけではなく、就学率、授業への出席率、そして成績が大幅に向上します。給食を提供するのに必要な額は、一人の子どもにつき、一日あたりたった20円です。わずかな金額でその子どもの人生を変えることができるのです。そして最終的には、途上国の未来に、本当の意味で大きな影響を与えることができるのです。」

2006年にWFPは、71カ国で1940万人の子どもたちに対して給食を提供した。
バリモアは、ケニア出身のマラソン世界記録保持者であり、同じく飢餓撲滅大使を務めるポール・テルガドと共に、今後、WFPの学校給食プログラムに対する支援を求める活動をしていくことになっている。

WFPのジョゼット・シーラン事務局長は、「発展途上国では、就学年齢の子どもたち1億1200万人もが栄養不良に苦しんでいると推測されています。給食を提供することで、彼らに最大限の教育の機会を与えることができます。給食は、貧しい国の経済的発展、そして地球全体の安全保障に対する、最大の投資です。」と語った。

また、シーラン事務局長は、「ドリュー・バリモアさんが飢餓との戦いに加わってくれることを心から歓迎します。彼女は、情熱と、世界をより良い場所にしようという責任感を持っており、そのことによって周囲の賞賛と尊敬を集めています。彼女は、給食プログラムの素晴らしい推進者となってくれるでしょう。」と述べた。