世界の飢餓問題について考え、行動を呼びかける運動「地球のハラペコを救え。」キャンペーン開始
世界の飢餓問題について考え、行動を呼びかける運動「地球のハラペコを救え。」キャンペーン開始
10月16日の「世界食糧デー」を前に、国連の食糧支援機関、WFP 国連世界食糧計画(以下WFP)日本事務所ならびにWFPを支援する認定NPO法人国連WFP協会は10月10日(水)、東京・渋谷の国連大学ビルにて「地球のハラペコを救え。」キャンペーン発表会を開催しました。
「地球のハラペコを救え。」キャンペーンは、世界の飢餓問題について世の中の人々に関心を持ってもらい、行動を呼びかけるという運動です。キャンペーンのシンボルマーク(左上ご参照)は、地球の周りを鉛筆とフォークが囲んでいるデザイン。これには、地球上のすべての人々、特に子どもが、食べ物を手にいれ、
教育を受けられるように、との願いが込められています。キャンペーンでは、趣旨に賛同する企業や団体に、商品の包装やウェブサイト、イベントなどで社会貢献活動や広報・マーケティング活動の一環としてこのキャッチフレーズとシンボルマークを使っていただき、多くの人々がこのシンボルマークを目にする機会を
作ることにより、飢餓に対する認識を高めることを狙っています。
発表会には、シンボルマークを無償で制作した電通や、すでにこの運動に賛同し、活動を実施している企業(ベネトン・ジャパン株式会社、株式会社ベースボール・マガジン)が出席し、活動実践例を紹介しました。2006ミス・ユニバース世界大会第2位でWFPパートナー・知花くららさんも列席、運動への参加が呼びかけられました。
世界には全ての人々が食べるのに十分な食糧があります。それにもかかわらず、現在、8億5千万人を超える人々が飢えに苦しんでいます。これは世界の全人口の7人に1人に相当します。このうち、3億5千万人以上が子どもたちです。5秒に1人、5歳未満の子どもが飢えを原因として命を落としています。
運動の展開としては、今後、シンボルマークをダウンロードできるような専用ウェブサイトを立ち上げ、一般の人にも広くシンボルマークを使ってもらうということが予定されています。