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日本政府、WFPを通じてギニアビサウとタジキスタンに食糧支援

横浜発:本日、日本政府はWFP 国連世界食糧計画を通じ、ギニアビサウとタジキスタンに対して各3億円、計6億円の拠出金の供与を決定した。

モハメッド・サレヒーンWFP日本事務所代表は、「日本政府から貴重な拠出金をいただき、心より感謝申し上げます。この拠出は、「人間の安全保障」の達成に向けて引き続き取り組んでいこうとする日本の決意の表れです。今年、世界の飢餓人口は人類の歴史上初めて10億人を突破する見込みです。こうした状況下でいただいた拠出金は、ギニアビサウとタジキスタンの人々にとって大きな助けとなります。これで人々は、さらに深刻な貧困や飢餓に陥るのを免れることができるでしょう。」と語っている。

 
今回の拠出は、ギニアビサウでは、トウモロコシと大豆の混合食品やトウモロコシ粉の購入に充てられ、学校給食に活用される。今回の拠出金で、11万1千人の子どもたちの9ヶ月間分の給食をまかなうことができる。同国では子どもの全体の半数しか学校に通うことができておらず、学校給食は就学率および学校への残留率向上に非常に重要な役割を果たしている。
 
また、タジキスタンでは小麦粉と豆を購入する予定。これらの食糧は、度重なる自然災害で栄養不足に陥った子ども、妊婦、授乳中の女性、病人、老人などへの食糧支援に活用される。今回の拠出金により、農村部の小学生36万人への温かい給食の配給を継続することが可能となった。
 
今回の拠出金をもって、2009年の日本からの拠出は2億2百万米ドル(約184億2千万円)という歴史的な額に達する。