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日本政府、国連WFPを通じてミャンマーへ多額の食糧支援

日本政府、国連WFPを通じてミャンマーへ多額の食糧支援
日本政府は国連WFPのミャンマーにおける食糧支援活動に対し、去年の拠出額の8億1400万円の倍以上となる20億円を拠出した。

 ネピドー発

日本政府は国連WFPのミャンマーにおける食糧支援活動に対し、去年の拠出額の8億1400万円(1000万米ドル)の倍以上となる20億円(2100万米ドル)を拠出した。本日、ネピドーでは贈呈式が行われ、沼田幹男駐ミャンマー日本大使より支援が国連WFPに贈呈された。

カルロス・ベロソ国連WFPミャンマー事務所長は、「ここミャンマーで、最も支援を必要としている人に対して私たちが適切な支援を行っていく上で、今回の日本から大変多額の拠出金を頂いたことは大変意義深いものです。ミャンマーは急速に発展を遂げていますが依然として食糧需要は高く、国連WFPは取り残される人のないように支援していく立場にあります」と述べた。

今回の拠出金により、国連WFPは25万人の6か月分相当の食糧を購入することができる。国連WFPは、ミャンマーの支援活動において用いる食糧のほとんどを同国内で調達している。

ミャンマーでの重要な活動は、紛争で家を追われるなどしたラカイン州やカチン州の人々に対する食糧支援、およびシャン州、チン州、カヤ州、カイン州などでの支援活動である。2013年、日本政府からは国連WFPの世界での活動に対してすでに1億7千万米ドル以上が拠出され、日本は国連WFPにとって世界第二位の拠出国となっている。

ミャンマーでの国連WFPの支援活動は資金不足に直面していたが、今回の日本からの拠出金により不足額は大幅に減り、これから1年間の支援活動を行うために必要な額は2200万ドルと半減した。