Skip to main content

ネパール:支援活動が復興支援を含めた第2段階へ

ネパール:支援活動が復興支援を含めた第2段階へ
ネパール地震発生直後より、7地域で190万人以上に食糧支援を届けてきた緊急支援の第1段階が終了し、国連WFPの支援活動は第2段階の支援へと移行しました。

ネパール地震を受け、国連WFPは当初190万人を対象とした緊急食糧支援を支援活動の第1段階として実施しました。今後の支援活動は第2段階へ移行し、食糧支援の対象範囲や支援の方法が変化、復興を目的とした支援も開始します。

【食糧支援】
現地の被害調査の結果を受けて11 地区に活動を広げ、今後は、最も被害を受けた115万人を対象とした20日分の米や豆、油の配布や、妊産婦や幼い子どもを対象とした栄養支援などの活動を実施していきます。商業活動が回復した地域では、食糧を購入するための現金を配布します。

【山岳急行作戦】
山岳地域で被災した家庭の70%近くが非常に少ない食糧で日々暮らしています。支援の第2段階として、山岳地域への緊急支援として山岳急行作戦を本格的に開始しました。車もヘリも行けない山岳地帯に位置し食糧不足が深刻な地域82,000人へ支援を届けるため、最大2万人のポーターの協力を得て山道の整備や食糧などの救援物資の配布を行う山岳急行作戦。これは、観光業の落ち込みで仕事を失ったポーターの雇用対策にもなります。ポーターによる徒歩での救援物資の運び上げのため、ベースとなるキャンプで30kgずつ救援物資がまとめられるなど、準備が進んでいます。

【復興支援】
ネパール国内の2つの地域では、住民が自ら瓦礫の撤去や、これからの農繁期に向けて農地を整備する活動に参加することの対価として、現金を配布する復興支援事業も開始します。

今後は緊急食糧支援から復興につながる支援へと徐々に移行する計画です。

国連WFP はネパールでの緊急食糧支援におよそ140 億円、さらに支援諸団体の活動を支える物流や情報通信サービスを提供するために40 億円を必要としています。これまでに日本などから寄付金を提供していただいたものの、6月9日現在約130億円が不足しており、さらなるご支援を必要としています。

皆さまの温かいご協力をどうぞ宜しくお願いいたします。

 

これまでの記事

ネパールの救援物資輸送の現場から
【図で見る】ネパール地震 支援物資輸送活動の実績
ネパール地震発生から1か月 ポーターが高地へ物資運搬
登山隊がネパールの急峻な山岳地域で被災者支援
民間からの寄付金1億円をネパールに送金
日本からの拠出金、ネパールの地震被災地支援に
余震発生のネパールで被災地調査を実施 すでに約100万人に食糧を配布
ネパール地震被災地支援 27万人に食糧が届く
ネパール地震 食糧と救援物資を積み被災地へ急行
ネパール地震の被災者にご支援を

 

<寄付方法>

▼Webサイトから

▼お電話で 0120-496-819(通話料無料)

▼ゆうちょ銀行から
口座番号:00290-8-37418 加入者名:国連WFP協会
※通信欄に「ネパール地震」とご記入ください。

▼手数料無料振込口座から
三菱東京UFJ銀行 店名:本店(店番001)
口座種類・口座番号:普通預金 0887110
口座名:トクヒ)コクレンWFPキヨウカイ
※ネパール緊急支援の使途指定および領収書発行につきましては、お手数ですが国連WFPまでご連絡ください。

※国連WFPへのご寄付は寄付金控除の対象となります。詳しくはこちらをご確認ください。

【お問い合わせ】国連WFP
電話: 0120-496-819 9:00~18:00(年中無休)
携帯電話・PHSからもつながります