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カズンWFP事務局長、飢餓撲滅に向けた 日本の強い姿勢に謝意

東京発:
WFP 国連世界食糧計画事務局長のアーサリン・カズンが初来日し、飢餓のない世界をめざすWFPの活動に対し、日本の政府、企業、非政府組織、市民等から長年にわたり支援の手が差し伸べられていることに対し、感謝の意を伝えた。


共同通信社提供

3日間の訪日中、カズン事務局長は、野田佳彦首相、玄葉光一郎外務大臣、鹿野道彦農林水産大臣、田中直紀防衛大臣らと会合を持ち、日本とWFPの戦略的パートナーシップについて話し合った。特に、飢餓・貧困などの問題解決、食糧や栄養の安全保障、そして貧しい人々が困難から回復するための能力をいかに身につけていくか等について意見交換を行った。

カズン事務局長は、世界の平和と安定に寄与し、人間の安全保障(ひとりひとりの人間を中心に据えて、脅威からの保護と能力強化を通じ、各人が尊厳ある生命を全うできるような社会づくりを目指す考え方)におけるリーダーシップを賞賛した。

カズン事務局長は、「今回の訪日で、日本政府や日本の皆様に直接感謝を伝えることができ、大変光栄です。日本の皆様は、飢えに苦しむ人々の命を救い、生活を改善することに対し強い決意を持っています。昨年、日本は東日本大震災という大惨事に見舞われましたが、飢えに苦しむ貧しい人々への支援をやめることはありませんでした」と述べ、「飢餓撲滅に向け取り組む日本の強い姿勢は際立っています」と付け加えた。

またカズン事務局長は、東京の国連大学本部において「飢餓のない世界をめざして」と題した講演を行った。この講演会には皇太子ご夫妻がお越しになり、カズン事務局長の講演を聴講された。講演会には、外交団、NGO関係者、国連関係者、企業関係者、大学教員や学生、市民など多くの参加があった。

日本はWFPにとって最も重要な支援国の一つ。2011年、日本政府と日本の民間部門からのWFPへの支援は2億9,000万ドル(約233億円)に上り、WFPは、この資金を活用して世界30カ国以上で支援活動を行い、希望を届けた。