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【#IamSyrian】ジャマルからの手紙~シリアから持ってきたのはこの金槌だけ~

【#IamSyrian】ジャマルからの手紙~シリアから持ってきたのはこの金槌だけ~
シリア国内外では何百万ものシリア人が紛争により苦しんでいます。シリアの人々との団結を示すため、国連WFPは「#IamSyrian(わたしはシリア人)」というオンラインキャンペーンを立ち上げました。

「#IamSyrian(わたしはシリア人)」キャンペーンでは、シリアのふつうの人々の紛争前の暮らしと現在の避難生活をくらべながら、紛争によって失ったものや未来への希望を、シリアの人々が自らの言葉で伝えます。彼らが地球上の全ての人に向けて伝える想いを読んだら、「いいね」やシェア、#IamSyrianのタグ付けをしてあなたの周りの人に広めてください。

 

ジャマル

Pictures by Giulio d'Adamo

Fl・htlinge aus Nigeria warten vor dem Fl・htlingscamp Minawao

 

 私の名前はジャマルです。シリアのキベト・ガゼルという村に暮らしていましたが、現在はヨルダンにある難民キャンプで生活しています。 


シリアから持ってきたのは、この金槌だけです。この金槌だけが、祖国や本来の自分を思い出させてくれます。


 

今思うと、故郷シリアでの生活は天国のようでした。自分のやりたいことが、自由にできました。今の難民生活では、やりたいことや、望むことは何もできません。故郷では、家族と友達に囲まれて暮らしていました。私は大工として働いており、いい暮らしでした。しかし、紛争が始まって、仕事が続けられなくなり、すべてが変わってしまいました。

 

この難民キャンプでも、大工として働いていますが、工具がないため、できることは限られています。シリアから持ってきたのは、この金槌だけです。この金槌だけが、祖国や、本来の自分を思い出させてくれます。家族の写真も持ってこられたら良かったのにと、悔やまれます。

親しかった友人の半数は、紛争に命を奪われてしまいました。願いが叶うのならば、また友人達と一緒に暮らせたらと思います。とても幸せな時間でした。

私達が、故郷や元の生活へ戻ることができるように、国際社会にシリア紛争を終わらせるようお願いしたいと思います。現在、私達は先の見えない状況にあります。自由に移動ができず、働く許可も得られない、現在の難民生活を続けていても、未来はありません。祖国や自分の家、近所の人たちなどを、恋しく思いますが、すべて破壊されてしまい、何も残ってはいないのでしょう。

わたしはシリア人。#IamSyrian
ジャマルより

 

 

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<寄付方法>

▼Webサイトから


▼お電話で 0120-496-819(通話料無料・年中無休)

▼ゆうちょ銀行から
口座番号:00290-8-37418 加入者名:国連WFP協会
※通信欄に「シリア緊急支援」とご記入ください。

▼手数料無料振込口座から
三菱東京UFJ銀行 店名:本店(店番001)
口座種類・口座番号:普通預金 0887110
口座名:トクヒ)コクレンWFPキヨウカイ
※シリア緊急支援の使途指定および領収書発行につきましては、お手数ですが国連WFPまでご連絡ください。

※国連WFPへのご寄付は寄付金控除の対象となります。詳しくはこちらをご確認ください。

【お問い合わせ】国連WFP
電話: 0120-496-819 9:00~18:00(通話料無料・年中無休)
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